ダーマペン4とは|効果・ダウンタイム・回数を理事長が医学的に解説【白金高輪】|五良会クリニック白金高輪|白金高輪の美容皮膚科、美容外科、医療痩身|土日も診療

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ダーマペン4とは|効果・ダウンタイム・回数を理事長が医学的に解説【白金高輪】|五良会クリニック白金高輪|白金高輪の美容皮膚科、美容外科、医療痩身|土日も診療

ダーマペン4とは|効果・ダウンタイム・回数を理事長が医学的に解説【白金高輪】

GORYOKAI CLINIC SHIROKANETAKANAWA — COSMETIC

ダーマペン4で叶える肌再生治療

針深度・施術頻度・他施術との組合せまで、理事長が医学的に解説

ダーマペン4(Dermapen 4™)は、極細の16本針を毎秒最大120回振動させ、皮膚に意図的なマイクロ創傷を作る経皮的コラーゲン誘導療法(Percutaneous Collagen Induction:PCI)の代表的な医療機器です。ニキビ瘢痕・毛穴・小じわ・くすみ・色素沈着など、これまで複数のレーザー治療を必要とした適応に、ダウンタイム3〜5日程度で対応できることから、当院でも美容医療の中核施術となっています。

本記事では、ダーマペン4の作用機序・適応・施術プロトコル・ダウンタイム・他施術との組合せ判断基準について、PubMed掲載の最新エビデンスを引用しながら、医療法人社団五良会の理事長として臨床現場の知見を交えて解説します。

監修

医療法人社団 五良会 理事長 五藤 良将

日本内科学会認定内科医/日本抗加齢医学会専門医/日本美容内科学会評議員
防衛医科大学校卒業。13学会所属。テレビ・書籍など医学情報発信多数。

1. ダーマペン4とは — 機器仕様と特徴

ダーマペン4は、オーストラリアのEquipmed社が開発した第4世代のマイクロニードリング医療機器で、薄型のペン型本体に16本の極細医療用ステンレス針を備えたカートリッジを装着して使用します。針深度は0.2〜3.0mmまで0.1mm単位で調整可能で、振動速度は最大120回/秒(旧モデルDP3比約20%向上)。これにより、表皮を最小限の物理損傷でとらえつつ、目的とする深さの真皮に均一にマイクロチャネルを形成できます。

項目 仕様・解説
針本数 16本(医療用ステンレス・ディスポーザブルカートリッジ)
針深度 0.2〜3.0mm(0.1mm単位で調整、5段階の刻み)
振動速度 最大120回/秒(DP3比 約20%増)
電源方式 医療機器用電源コード式(バッテリー駆動の汎用ローラー型と異なり、施術中の出力が一定)
薬機法 国内未承認医療機器。当院では医師の責任において、医師主導で輸入手続きを経た正規ルートのカートリッジを使用
前世代との違い 滅菌バリア付きカートリッジで体液逆流を防止/チップの精密化により点状出血・赤みの均一性が向上
※「ダーマローラー」「自宅用ダーマペン」との違い
市販のダーマローラー・自宅用ダーマペンは、針の太さ・材質・滅菌性・速度のいずれにおいても医療機関仕様とは異なります。針が太く深さも不均一なため、感染症・色素沈着・瘢痕形成のリスクが報告されています。真皮層に達する深度1.0mm以上の処置は医療機関でのみ受けてください。

2. 作用機序 — 創傷治癒カスケードによるコラーゲン誘導

ダーマペン4の効果は、皮膚に意図的に作る微小な穿孔(マイクロ創傷)が引き起こす創傷治癒カスケードによって生まれます。これを経皮的コラーゲン誘導(Percutaneous Collagen Induction:PCI)と呼び、Tehraniらによる2025年の総説(Cureus)でもその主要メカニズムとして整理されています。1)

創傷治癒カスケード3段階:炎症期・増殖期・再構築期

図2. 創傷治癒カスケードの3段階(炎症期・増殖期・再構築期)

重要なのは、ダーマペン4の機械的刺激が「単なる傷」ではなく、表皮を温存しつつ真皮層のみを選択的に刺激する点にあります。針が抜けた直後、表皮の上皮細胞は周囲から速やかに被覆し、48〜72時間で表面のバリアは復元されます。一方、真皮内では線維芽細胞が活性化され、その後3〜6ヶ月かけてコラーゲンとエラスチンの再構築が進行します。

組織学的には、4回の施術を1ヶ月間隔で行った6ヶ月後の検体で、コラーゲンとエラスチンの蓄積が最大400%増加することがFabbrocini らによって報告されており、瘢痕組織で見られる平行配列ではなく、正常皮膚と同じ格子状(バスケットウィーブ)配列が回復することがダーマペンの特徴です。2)

さらに、Lieblらによる「demarcation current(境界電流)仮説」では、針が細胞膜に近づくと細胞の静止電位(−70mV)が瞬時に−100mVに変化し、これがイオンチャネルを介して細胞活動を活性化させ、サイトカイン・成長因子の放出と線維芽細胞の遊走を促進すると考えられています。2)つまり、ダーマペン4は「物理的な刺激」と「電気生理学的な刺激」の両方を皮膚に与えていることになります。

3. 適応症 — 針深度ごとに何が変わるか

ダーマペン4の最大の特徴は、同じ機器で目的の深さを使い分けられる点にあります。皮膚は表皮(〜0.2mm)・真皮乳頭層(〜0.5mm)・真皮網状層(〜2.5mm)から構成されており、それぞれの層への到達によって得られる効果が異なります。当院では、医師が患者さんの肌状態と目的に合わせて部位ごとに深度を変えながら施術を進めます。

ダーマペン4の針深度と皮膚層構造

図1. ダーマペン4の針深度と皮膚層との対応関係

深度 到達層 主な適応
0.25mm 表皮〜真皮乳頭層浅部 毛穴の引き締め、薄い小じわ、肌のキメ改善、化粧水・美容液の浸透促進
0.5mm 真皮乳頭層 くすみ、ターンオーバー乱れ、肝斑(補助)、軽度の色素沈着
1.0mm 真皮乳頭層〜網状層 一般的な肌質改善(リフトアップ・ハリ・小じわ)、ニキビ後の浅い色素沈着
1.5mm 真皮網状層 ニキビ瘢痕(ローリング・ボックス型)、中等度の小じわ、額・眉間のしわ、妊娠線
2.0〜2.5mm 真皮網状層深部 深いクレーター(アイスピック・深いボックス型)、外傷瘢痕、ストレッチマーク

エビデンスに基づく適応の整理

ダーマペン4を含むマイクロニードリングの臨床効果は、複数のシステマティックレビュー・メタアナリシスで確認されています。

  • 萎縮性ニキビ瘢痕:Sitohangらの2021年システマティックレビュー(Int Wound J)では、複数のRCTでマイクロニードリングが瘢痕の客観的評価スコアを有意に改善することが示されています。3)Shenらの2022年メタアナリシス(Aesthetic Plast Surg)では、12のRCTを統合した解析で、マイクロニードリング単独療法の有効性が再確認されました。4)
  • ニキビ瘢痕に対する併用療法:2024年のArchives of Dermatological Researchに掲載されたネットワークメタアナリシスでは、24研究1,546人を解析し、マイクロニードリング+ケミカルピーリングの併用が単独療法より有意に優れる結果でした。5)
  • 肝斑:Saki らによる2020年のRCT(J Cosmet Dermatol)では、マイクロニードリング+トラネキサム酸4%外用が、ハイドロキノン4%夜間外用と比較して、12週時点でMASIスコア(肝斑面積重症度指数)の改善において有意に優れていました。6)Cassiano らによる2020年RCT(J Am Acad Dermatol)でも、肝斑への有用性が報告されています。7)
  • 男性型脱毛症:Pei らによる2024年のシステマティックレビュー・メタアナリシス(J Cosmet Dermatol)では、マイクロニードリング併用療法が単独療法と比較して、毛髪密度と毛径において有意な改善を示しました。8)

4. 標準プロトコル — 施術頻度と回数の根拠

当院の標準プロトコルは「4週間隔で5回」を基本コースとしています。これは皮膚のターンオーバー(約28日)と真皮再構築サイクルに同期させた、生理学的に最も効率の良い間隔です。

標準プロトコル:4週間隔・5回コース

図3. 標準プロトコルのスケジュール(5回コース)

なぜ4週間隔なのか

施術直後から始まる炎症反応は2〜3日でピークを越え、その後3週間にわたって線維芽細胞の活性化と新しいコラーゲン合成が続きます。4週目はちょうど初期コラーゲンの沈着が一段落するタイミングであり、ここで次の刺激を加えることで継続的なコラーゲン産生が誘導されます。間隔が短すぎると皮膚バリアの回復が不十分なまま重複刺激となり、長すぎると効果の積み上げが弱まります。

なぜ5回なのか

ニキビ瘢痕に関するメタアナリシスでは、3〜6回の施術で有意な改善が観察されており、5回はその中央値に相当します。4)初回〜2回目で皮膚反応の確認と表層の改善、3〜4回目で真皮再構築の主体期、5回目で仕上げと効果定着、というステージで進行することが多いです。

主訴 推奨回数 補足
毛穴・キメ・小じわ 3〜5回 深度1.0mm前後。維持で2〜3ヶ月毎
中等度のニキビ瘢痕 5〜8回 深度1.5〜2.0mm。ヴェルベットスキン併用が有効
深いクレーター 8〜10回 深度2.0〜2.5mm。スカーレス・サブシジョン併用検討
肝斑(補助治療) 3〜5回 浅い深度(0.5mm)でトラネキサム酸導入併用
妊娠線・肉割れ 5〜10回 深度2.0〜2.5mm。新しい線条のほうが奏功率が高い

5. ダウンタイム — 当日から2週間の経過

ダーマペン4のダウンタイムはレーザー治療と比較すると軽度ですが、「ダウンタイムなし」ではないことを理解しておく必要があります。施術直後から数日間は赤み・腫れ・点状出血が出現し、その後乾燥・薄皮剥けの時期を経て、5〜7日で日常生活がほぼ通常に戻ります。

ダーマペン4のダウンタイム経過:直後から2-4週まで

図4. ダウンタイム経過:症状の推移とメイク・洗顔・紫外線対策の目安

日数別の経過ガイド

時期 皮膚の状態とケア
施術直後 赤み・点状出血・軽い腫脹。ヒリヒリ感あり。当日はメイク不可、ぬるま湯で軽く洗うのみ。
Day 1 赤みが残るが点状出血は消失。軽い腫れと熱感。低刺激洗顔料での洗顔から再開可。
Day 2〜3 赤みは引いてくるが乾燥が強くなる。薄皮剥け(鱗屑)が出現。無理に剥がさない。保湿を念入りに。薄いメイクから再開可。
Day 4〜5 皮むけが落ち着き、肌のキメが整い始める。通常メイク・通常洗顔可能。
Day 7 ほぼ完全に通常状態。ファンデーションのノリが施術前より良くなることを実感。
2〜4週 真皮内では引き続きコラーゲン産生が進行。次回施術タイミング。

ダウンタイム短縮のための重要ポイント

  • 紫外線対策(最優先):SPF50+/PA++++を施術翌日から最低2週間、毎日厳重に。炎症後色素沈着(PIH)の最大の予防策です。
  • 保湿の徹底:セラミド配合の保湿剤(バリア機能修復)を朝晩しっかりと。肌が乾燥するほど赤みも長引きます。
  • 触らない・剥がさない:気になる薄皮もそのままに。剥がすと色素沈着・瘢痕化のリスク。
  • 運動・サウナ・飲酒:当日〜翌日は控える。血流増加で赤み・腫れが増悪。
  • レチノール・AHA・BHA外用:少なくとも施術後5日間は中止。バリア機能が低下しているため刺激性が増します。

6. 他施術との組合せ — 同日OK/NGの判断基準

ダーマペン4は他の美容施術と組み合わせることで効果を増幅できますが、「皮膚バリアへの総負担量」を超える組合せは、ダウンタイムの遷延・PIH(炎症後色素沈着)・赤みの長期化など、本来得られるはずの効果を損なうリスクがあります。当院では、組合せの可否を「同日施術の総侵襲度」と「バリア機能の回復余力」の観点から判断しています。

施術組合せ相性表:同日OKと同日NG

図5. 同日施術の可否判定(当院方針)

推奨:ヴェルベットスキン(DP4+TCAジェル)

ダーマペン4施術中にPRX-T33®(マンデル酸+低濃度TCA配合のマッサージピールジェル)を併用するプロトコルです。針による真皮刺激と、TCAによる表皮の選択的タイトニングが同時に起こり、相乗効果が得られます。Aliらによる2019年RCT(J Cosmet Laser Ther)では、ダーマペン+ジェスナー溶液ピーリングの併用が単独療法より優れた瘢痕改善効果を示すことが報告されており、本プロトコルの根拠となっています。9)

推奨:DP4+成分導入(経皮吸収増強)

ダーマペン4で形成されたマイクロチャネルは、施術直後〜数時間にわたって有効成分の経皮吸収を顕著に増強します。当院では患者さんの主訴に応じて以下の成分を併用することがあります。

  • グロースファクター(成長因子):幹細胞培養液由来の複合成長因子。再生促進・若返り効果
  • トラネキサム酸:肝斑・色素沈着への補助。Sakiらの2020年RCTで4%外用の有効性が示されています6)
  • ボトックス(マイクロボトックス):肌のキメ・毛穴・皮脂分泌の調整
  • PRP(多血小板血漿):自己血由来の成長因子。Kang & Luの2022年メタアナリシス(Front Med)でも併用効果が確認されています10)

⚠ 同日NG:ハイドラフェイシャル+ダーマペン4

当院では、ハイドラフェイシャルとダーマペン4の同日施術を行っておりません。

ハイドラフェイシャルは、ピーリング・吸引・美容液導入を3ステップで行う複合トリートメントで、それ自体で角質層への侵襲があります。ここに直後でダーマペン4の物理創傷を加えると、皮膚バリア機能の総負担量が許容範囲を超え、以下のリスクが顕著に増加します。

  • 炎症後色素沈着(PIH)の遷延・長期化
  • 赤みの慢性化(数週間〜1ヶ月以上)
  • 角質層回復の遅延・乾燥性肌荒れ
  • 感染リスクの上昇

推奨スケジュール:ハイドラフェイシャル → 1〜2週間あけて → ダーマペン4。または、その逆順でも同様の間隔を設けます。

推奨:ハイドラフェイシャル+ケアシス(同日OK)

ダーマペン4の代わりにケアシス(Care-Sys)を組み合わせる場合は、同日施術が当院推奨プロトコルです。ケアシスはエレクトロポレーション(電気的微小孔形成)と非侵襲的ニードルレスメソセラピーを組み合わせた装置で、針を使わずに角質層・表皮上層に有効成分を導入します。物理創傷を作らないため、ハイドラフェイシャルと組み合わせても皮膚バリアの総負担は限定的です。

プロトコル 同日 理由・推奨間隔
DP4+TCAジェル(ヴェルベット) 真皮再生+表皮タイトニングのゴールデンプロトコル
DP4+成分導入(PRP・GF・ボトックス) マイクロチャネルが経皮吸収を最大化
ハイドラフェイシャル+ケアシス 当院推奨の同日コンビネーション。物理創傷を作らないため負担は限定的
DP4+鎮静LED(ヒーライト等) 施術直後の赤み・炎症軽減。ダウンタイム短縮効果も期待
ハイドラフェイシャル+DP4 同日NG。1〜2週間の間隔必須。皮膚負担が過剰
ピコレーザー+DP4 熱損傷+物理損傷の重複。2〜4週間の間隔を推奨
強ピーリング(TCA高濃度)+DP4 深達性ピーリング後は2週間以上空ける
HIFU・高出力RF+DP4 真皮〜SMASへの熱凝固後の物理創傷は推奨されない

7. 副作用・禁忌・適応外

予測される副作用(多くは数日で消退)

  • 赤み・点状出血:ほぼ全例。1〜3日で改善
  • 軽度の腫脹・熱感:当日〜翌日。冷却で軽減
  • 乾燥・薄皮剥け:2〜4日目。保湿で対応
  • かゆみ:回復過程で出現することあり。掻かないこと

注意を要する副作用(医師による評価必要)

  • 炎症後色素沈着(PIH):紫外線曝露・色素沈着体質・施術後ケア不良で発生リスク。Fitzpatrick III以上の肌で頻度が上昇
  • 感染:適切な清拭・滅菌カートリッジ使用で稀。発赤の遷延・膿瘍形成は要受診
  • 単純ヘルペス再活性化:口唇周囲のヘルペス既往者は予防的にバラシクロビル処方を検討
  • 瘢痕化(稀):不適切な深度設定・ケロイド体質で報告あり

禁忌(施術不可)

  • ケロイド体質・肥厚性瘢痕の既往
  • 活動性のニキビ(化膿性病変)・ヘルペス・とびひ等の感染症
  • 抗凝固薬服用中(要主治医相談)
  • 放射線治療歴のある皮膚
  • 妊娠中・授乳中(添加物の安全性が確立していないため)
  • 過去6ヶ月以内のイソトレチノイン(アキュテイン)服用歴
  • 血友病・出血傾向・コントロール不良の糖尿病
  • 金属アレルギー(ステンレス針)

8. 外用美白剤との関係 — 当院の方針

ダーマペン4は色素沈着・肝斑にも有効ですが、外用美白剤との関係性について最新のエビデンスと当院の方針を整理します。

⚠ 当院の重要方針:トレチノイン×ハイドロキノン同時併用は採用していません

過去に推奨されてきたトレチノイン+ハイドロキノンの「同時併用プロトコル」は、皮膚刺激性・酸化リスク・反応性色素沈着の懸念から、当院では採用しておりません。症例に応じて、トレチノインまたはハイドロキノンのいずれかを選択して使用します。

ダーマペン4と外用美白剤の併用タイミング

時期 外用美白剤の取り扱い
DP4施術 5日前〜当日 トレチノイン・レチノール・ハイドロキノン・AHA・BHAは中止。皮膚バリアを正常化
DP4施術当日〜翌日 保湿のみ。刺激性のある外用は避ける
DP4施術後 2〜5日目 皮むけが落ち着いたら段階的に再開(医師の指示で)
DP4施術後 6日以降 通常使用に復帰可。色素沈着が気になる場合は医師と相談

💡 関連情報

トレチノイン・ハイドロキノンを単独で使用する選択肢としての考え方や、当院で扱う外用美白剤の種類については、当グループの竹内内科小児科医院ブログ「トレチノイン・ハイドロキノン併用療法」もあわせてご参照ください(※同記事の「同時併用」表現は、当法人グループの最新方針として「症例に応じてどちらか一方を選択」する運用に改めています)。

9. よくある質問

Q1. 痛みはありますか?

施術前に表面麻酔クリームを30〜45分塗布するため、多くの方が「チクチクする程度」「違和感程度」と表現されます。深度1.5mm以上では多少の痛みを感じることがありますが、当院では患者さんの感覚に合わせて麻酔強度・施術速度を調整します。

Q2. 効果はいつから実感できますか?

初回施術後1週間でハリ・ツヤ・キメの改善を実感される方が多いですが、これは表皮の入れ替わりによるものです。真皮再構築による本格的な効果は3回目(8週後)以降に現れ始め、5回コース完了後3ヶ月までさらに進行します。

Q3. ニキビ瘢痕にはどれくらい効きますか?

浅いローリング型・ボックス型の瘢痕には5〜8回で明確な改善が期待できます。深いアイスピック型瘢痕には、ダーマペン単独より、ヴェルベットスキン併用やサブシジョン(皮下剥離)併用が有効です。深いクレーターは10回以上の継続を要する場合もあります。

Q4. ハイドラフェイシャルとダーマペン4はどう使い分けますか?

ハイドラフェイシャルは表皮レベルのクリーニング・水分補給・くすみ改善に特化しています。ダーマペン4は真皮の再構築(瘢痕・小じわ・毛穴)が主役です。両者は役割が異なるため、別日に組み合わせて受けるのが理想的です。同日施術はバリア機能の総負担量が許容範囲を超えるため、当院では行いません。

Q5. 何回受ければ「卒業」できますか?

主訴によりますが、毛穴・小じわ目的の方は5回コース後、2〜3ヶ月毎の維持施術で十分な状態が保てます。瘢痕治療目的の方は5〜10回後、加齢による変化に応じて4〜6ヶ月毎の維持を推奨します。

Q6. どんな方に向いていない施術ですか?

ケロイド体質、活動性ニキビ・感染症がある方、抗凝固薬服用中、過去6ヶ月以内のイソトレチノイン服用歴、妊娠・授乳中の方は施術できません。深い色素沈着が主訴の場合は、ピコレーザー・ピコトーニングなど別の治療を提案することもあります。カウンセリングで詳しく評価します。

✨ 五良会クリニック白金高輪 2Fのダーマペン4の特徴

  • 医師による施術前カウンセリング・施術後フォロー:看護師任せではなく、医師が肌状態を評価し、針深度・施術範囲・併用処方を症例ごとに調整
  • 正規ルートのカートリッジのみを使用:偽造品・並行輸入品の混入がないことを確認した正規流通品
  • 感染対策の徹底:滅菌バリア付きカートリッジ・クラスB滅菌器・国際標準の手指衛生
  • 適切な間隔の管理:他施術との組合せ時にもダウンタイムを最小化するスケジュール提案
  • VISIA肌診断との連動:初回・5回目終了時に客観的な肌状態評価で効果を可視化

まとめ

ダーマペン4は、創傷治癒カスケードを利用してコラーゲン・エラスチンの再構築を誘導する、エビデンスに裏付けられた肌再生治療です。針深度の精密な調整により、毛穴・小じわ・くすみから深いニキビ瘢痕・妊娠線まで幅広い適応に対応します。

重要なのは、「単発で受ける」ではなく「真皮再構築サイクルに同期した連続施術として受ける」こと、そして他施術との組合せで皮膚バリアの総負担量を超えないようにスケジュールを組むことです。これらを医学的に管理できるのが、医師が在籍する医療機関で受けるダーマペン4の最大の価値です。

五良会クリニック白金高輪2F美容皮膚科では、初回カウンセリングから5回コース完了後の維持期まで、医師が一貫して伴走します。お気軽にご相談ください。

参考文献(PubMed掲載論文)

  1. Tehrani L, Tashjian M, Mayrovitz HN. Physiological Mechanisms and Therapeutic Applications of Microneedling: A Narrative Review. Cureus. 2025 Mar 13;17(3):e80510. doi:10.7759/cureus.80510. PMID: 40225445.
  2. Singh A, Yadav S. Microneedling: Advances and widening horizons. Indian Dermatol Online J. 2016 Jul-Aug;7(4):244-254. PMC4976400.
  3. Sitohang IBS, Sirait SAP, Suryanegara J. Microneedling in the treatment of atrophic scars: A systematic review of randomised controlled trials. Int Wound J. 2021;18(5):577-585. doi:10.1111/iwj.13559. PMC8450803.
  4. Shen YC, Chiu WK, Kang YN, Chen C. Microneedling Monotherapy for Acne Scar: Systematic Review and Meta-Analysis of Randomized Controlled Trials. Aesthetic Plast Surg. 2022 Aug;46(4):1913-1922. PMID: 35426044.
  5. Li Y, Jia Y, Zhang Y. Comparing the efficacy and safety of microneedling and its combination with other treatments in patients with acne scars: a network meta-analysis of randomized controlled trials. Arch Dermatol Res. 2024 Aug 7;316(9):599. PMID: 39110247.
  6. Saki N, Hasanloo E, Kazerouni A. Efficacy of microneedling plus topical 4% tranexamic acid solution vs 4% hydroquinone in the treatment of melasma: A single-blind randomized clinical trial. J Cosmet Dermatol. 2020;19(11):2839-2845. PMID: 32406162.
  7. Cassiano D, Esposito ACC, Hassun K, et al. Efficacy and safety of microneedling and oral tranexamic acid in the treatment of facial melasma in women: An open, evaluator-blinded, randomized clinical trial. J Am Acad Dermatol. 2020 Oct;83(4):1176-1178. PMID: 32035945.
  8. Pei D, Zeng L, Huang X, et al. Efficacy and safety of combined microneedling therapy for androgenic alopecia: A systematic review and meta-analysis of randomized clinical trials. J Cosmet Dermatol. 2024 May;23(5):1560-1572. doi:10.1111/jocd.16186. PMID: 38239003.
  9. Ali B, ElMahdy N, Elfar NN. Microneedling (Dermapen) and Jessner’s solution peeling in treatment of atrophic acne scars: a comparative randomized clinical study. J Cosmet Laser Ther. 2019;21(6):357-363. doi:10.1080/14764172.2019.1661490. PMID: 31495242.
  10. Kang C, Lu D. Combined Effect of Microneedling and Platelet-Rich Plasma for the Treatment of Acne Scars: A Meta-Analysis. Front Med (Lausanne). 2022 Feb 14;8:788754. doi:10.3389/fmed.2021.788754. PMC8882957.

本記事は学術情報の提供を目的としたもので、特定の効果を保証するものではありません。治療方針は個別の医師の診察・カウンセリングのうえで決定いたします。


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