高濃度ビタミンC点滴について~五藤理事長が詳しく解説~
五良会クリニック白金高輪 2F美容皮膚科のアンチエイジング外来では、日本抗加齢医学会専門医・点滴療法研究会高濃度ビタミンC点滴療法認定医である理事長・五藤良将のもと、高濃度ビタミンC点滴を中心とした抗酸化・美容医療を行っています。本記事では、高濃度ビタミンC点滴の作用機序、適応、必須の事前検査(G6PD検査)、当院の用量設計(10g/25g/50g)、推奨頻度、関連メニュー(マイヤーズカクテル・スーパー白玉点滴・にんにく点滴・脂肪燃焼点滴・美肌美髪点滴)、料金までを総合的にご紹介します。
「シミ・くすみが気になる」「疲れが取れない」「健康診断で問題はないが、肌の透明感が落ちてきた」――そうしたお悩みの背景にある酸化ストレスに、医学的にアプローチする外来です。
目次
1. 高濃度ビタミンC点滴とは
高濃度ビタミンC点滴は、内服では到達できない血中濃度を一時的に達成することを目的として、ビタミンC(アスコルビン酸)を10g〜50g単位で静脈内投与する点滴療法です。米国のRiordanクリニックを中心に発展し、日本では点滴療法研究会が安全基準と認定制度を整備しています。
高濃度ビタミンC点滴で期待される作用
- 抗酸化作用:活性酸素を中和し、酸化ストレスによる細胞老化を抑制サポート
- コラーゲン合成サポート:プロリン・リジンの水酸化反応の補酵素として、皮膚・血管のコラーゲン形成を後押し
- メラニン産生抑制:チロシナーゼ活性を抑え、シミ・くすみの背景にあるメラニン過剰を抑制
- 免疫サポート:好中球・リンパ球の機能補助、慢性炎症の調整
- 疲労回復サポート:副腎疲労や慢性ストレスによるビタミンC消耗を補う
理事長・五藤良将は、日本抗加齢医学会専門医・点滴療法研究会 高濃度ビタミンC点滴療法認定医として、適切な事前検査と安全管理のもとで治療を行っています。日本内科学会認定内科医・産業医・健康スポーツ医・日本美容内科学会評議員といった全身を診る視点も組み合わせ、患者さま一人ひとりに合わせたプログラムをご提案しています。
2. 作用機序 ― 経口と点滴で何が違うか
ビタミンCは経口摂取では消化管吸収に上限があり、血中濃度は200μmol/L程度で頭打ちとなります。一方、点滴投与では消化管を介さないため、血中濃度を10〜20mmol/Lまで一時的に上げることが可能で、これが経口とは異なる薬理作用の源になります(米国NIH・Padayattyらの薬物動態研究、Annals of Internal Medicine 2004)。
| 投与経路 | 到達血中濃度 | 主な働き |
|---|---|---|
| 経口(サプリ) | 最大 ≒ 200μmol/L | 日々の必要量補給、結合組織のコラーゲン形成、抗酸化の基本ライン |
| 高濃度点滴 | 一時的に 10〜20mmol/L | 経口では達しない強い抗酸化、メラニン抑制、免疫サポートが期待される |
酸化ストレスを高めやすい生活習慣
- 慢性的な睡眠不足、長時間労働、慢性ストレス
- 喫煙・受動喫煙、過度な飲酒
- 紫外線・大気汚染への長時間曝露
- 過剰な持久系運動、極端な糖質制限・カロリー制限
- 加工食品中心の食生活、抗酸化栄養素の不足
3. 適応 ― こんな方におすすめ
| お悩み・目的 | 期待される作用 |
|---|---|
| シミ・くすみ・肝斑 | メラニン産生抑制、ターンオーバー促進サポート |
| 肌のハリ・透明感 | コラーゲン合成サポート |
| 慢性疲労・ストレス | 副腎疲労由来のビタミンC消耗を補う、抗酸化 |
| 喫煙者・飲酒量が多い方 | 酸化ストレスの中和サポート |
| 免疫サポート | 好中球機能補助、季節性感染症前後のメンテナンス |
| 経営者・幹部のメンテナンス | 出張前後の疲労回復、健康投資としての定期点滴 |
4. G6PD検査と安全管理
高濃度ビタミンC点滴は、適切な事前検査と用量設計のもとに行われれば、副作用は限定的な治療です。当院では特に50g以上の高用量を予定される方に対し、G6PD(グルコース-6-リン酸脱水素酵素)活性測定を必須としています。
高濃度ビタミンC点滴を受ける前の必須検査・確認事項
- 50g以上の高用量を実施される方は、G6PD活性の事前測定を当院では必須としています。G6PD欠損症の方が高用量ビタミンCを投与されると、急性溶血性貧血を起こすリスクがあるため、初回投与前に必ず検査を行います(料金:7,500円)。
- 50g未満の用量で開始される場合も、安全性の観点からG6PD検査の実施を推奨しています。継続的なご利用や用量アップを予定される方は、最初に測定しておくことをおすすめします。
- あわせて、腎機能(eGFR)、糖尿病の既往、心不全の有無、結石歴などを問診・血液検査で確認します。
- 妊娠中・授乳中、重度の腎機能障害がある方は実施できません。
- 治療当日は飲酒を控え、空腹を避けてご来院ください。
5. 用量設計(10g/25g/50g)と推奨頻度
当院では、目的・体調・継続性を踏まえ、10g・25g・50gの3段階からお選びいただけます。初回は低用量から開始し、体調・血中濃度・自覚症状の変化を見ながら段階的に増量していくのが安全です。
| 用量 | こんな方に | 所要時間 | G6PD検査 |
|---|---|---|---|
| 10g | 初心者・点滴に慣れたい方・軽度の疲労ケア | 約30〜45分 | 推奨 |
| 25g | シミ・くすみ・本格的な抗酸化を目指す方 | 約45〜60分 | 推奨 |
| 50g | 強い酸化ストレス・徹底的な抗酸化を目指す方 | 約60〜90分 | 必須 |
推奨頻度:導入期は週1回×4〜8回、その後は月1〜2回の維持を目安としています。シミ・くすみなどの中長期目標に対しては、3か月ごとにVISIA画像診断で効果判定を行いながらプログラムを調整します。
6. 併用・関連メニュー
高濃度ビタミンC点滴は単独でも有効ですが、目的に応じて他の点滴と組み合わせることで、より幅広いアプローチが可能です。
| メニュー | 主な目的 | 高濃度VCとの相性 |
|---|---|---|
| マイヤーズカクテル点滴 | ビタミンB群・C・マグネシウム・カルシウムをバランスよく配合。慢性疲労・片頭痛・体調管理に | 日々のメンテ用、月1〜2回 |
| スーパー白玉点滴(グルタチオン) | 体内最重要の抗酸化物質を補充。美白・解毒・神経保護サポート | 高濃度VCとセットで美白強化 |
| にんにく点滴 | ビタミンB1主体。慢性疲労・夏バテ・出張前後の即効ケア | 疲労感の強い日に単独利用も |
| 脂肪燃焼点滴 | L-カルニチン等を含む代謝サポート。運動・シェイプアップとの併用 | 医療痩身プログラムで併用 |
| 美肌美髪点滴 | アミノ酸・ビタミンを総合配合。肌ツヤ・髪の質感ケア | 高濃度VC前後のメンテナンスに |
7. 推奨プログラム例
| プログラム | 対象・目的 | 構成例(3か月) |
|---|---|---|
| エントリー | 「まず体感したい」「肌の透明感を試したい」方 | G6PD検査/高濃度VC 10g 月2回/VISIA初回・3か月後 |
| スタンダード | シミ・くすみ・酸化ストレスを本格的にケア | G6PD検査/高濃度VC 25g 週1回×8回 → 月2回/スーパー白玉点滴 月1回 |
| プレミアム | 徹底的に抗酸化を整える集中プラン | フル検査/高濃度VC 50g 週1回/スーパー白玉点滴週1回/PURE FLOW併用/プラセンタ週1回 |
プログラム選びのコツ
- 初めての方は、まずG6PD検査+10gから体感を確認するのが安全です。
- 3か月で一度効果判定(VISIA・自覚症状)を行い、必要に応じて用量・頻度を調整します。
- 1F保険診療と連携することで、HbA1c・脂質・腎機能などの基礎データを踏まえた合理的な設計が可能です。
- 美容目的での使用は自由診療(自費)となります。
8. 料金概要
高濃度ビタミンC点滴・関連点滴は自由診療(自費)です。以下は主要メニューの料金概要(税込)です。最新情報は公式料金ページまたは受付・カウンセリングでご確認ください。
| メニュー | 1回 | 5回 |
|---|---|---|
| 高濃度ビタミンC点滴 10g | 7,000円 | 28,000円 |
| 高濃度ビタミンC点滴 25g | 15,400円 | 61,600円 |
| 高濃度ビタミンC点滴 50g | 25,000円 | 100,000円 |
| G6PD検査(50g以上の方は必須) | 7,500円 | |
| マイヤーズカクテル点滴 | 6,000円 | 24,000円 |
| スーパー白玉点滴(グルタチオン) | 9,800円 | ― |
| にんにく点滴 | 6,000円 | ― |
| 脂肪燃焼点滴 | 4,000円 | ― |
| 美肌美髪点滴 | 6,000円 | ― |
9. よくあるご質問
Q1. 1回でも効果はありますか?
単発でも「翌朝のだるさが軽い」「肌のトーンが明るく見える」と感じる方は多くいらっしゃいます。ただし、シミ・コラーゲンの状態など中長期的な指標を変えるには、最低3〜6か月の継続が目安です。点滴だけに頼らず、食事・運動・睡眠の改善とセットで取り組まれることをお勧めしています。
Q2. 痛み・副作用はありますか?
点滴ルート確保時にチクッとした痛みがあるほか、「のどの渇き」「軽度の倦怠感」を感じる方がいらっしゃいます。重篤な副作用は通常まれですが、初回は施術後しばらく状態を確認します。当日はアルコールを控え、十分な水分補給をお願いします。
Q3. なぜG6PD検査が必要なのですか?
G6PD(グルコース-6-リン酸脱水素酵素)は赤血球の酸化ストレス防御に必要な酵素で、欠損症の方が高用量ビタミンCを投与されると急性溶血性貧血を起こすリスクがあります。日本人での頻度は低いものの、安全側に立ち50g以上の用量を予定される方には必須としています。
Q4. 妊娠中・授乳中でも受けられますか?
妊娠中・授乳中の方には、安全性のデータが十分でないため、原則お勧めしておりません。安全性が確認されている範囲でできる栄養補正・スキンケア指導をご提案します。
Q5. 保険診療と一緒に受けられますか?
当院は1F(保険診療:内科ほか)と2F(自由診療:美容皮膚科・アンチエイジング外来)が同じビル内にあります。保険診療の検査結果(血糖・HbA1c・脂質・肝腎機能など)を踏まえて自由診療を組み立てる、シームレスな連携が可能です。同日に両方を受けることも、別日に分けることもご希望に合わせて調整いたします。
Q6. 男性も受けられますか?
もちろんです。経営者・幹部の方々のメンテナンス目的でのご利用も多く、出張前後の疲労回復、健康診断の数値改善、見た目の若々しさの維持など、男性ならではのお悩みにも対応しています。
Q7. 食事・サプリのビタミンCで足りないのですか?
日常の必要量は食事・サプリで十分カバーできます。点滴は「治療的な目的で一時的に高血中濃度を達成する」もので、日常摂取とは目的が異なります。日々の食事・サプリも継続したうえで、目的に応じて点滴を組み合わせるのが理想です。
最後に ― 理事長からひとこと
高濃度ビタミンC点滴は、単に「美容のための点滴」ではなく、酸化ストレスという全身の老化因子に医学的に介入するためのインフラです。10年後の自分にプレゼントするつもりで、まずはG6PD検査と10g・25gの低用量から始めてみませんか。患者さま一人ひとりの背景・価値観・ライフスタイルに合わせた、無理のない継続可能なプログラムを、日本抗加齢医学会専門医・点滴療法研究会高濃度ビタミンC点滴療法認定医として一緒に組み立てさせていただきます。
五良会クリニック白金高輪 理事長 五藤 良将
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| 高濃度ビタミンC | アンチエイジング | 点滴療法 | グルタチオン |
| プラセンタ | PURE FLOW | VISIA | 糖化検査 |
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※ アンチエイジング外来は完全予約制です。初診の方はお時間に余裕をもってご来院ください。
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医療法人社団五良会 五良会クリニック白金高輪 理事長 五藤 良将
※ 本記事は2026年5月時点の情報に基づいて作成しています。料金・治療メニュー・推奨頻度等は変更となる場合があります。最新情報・個別の適応については、診察時にご確認ください。本記事の内容は一般的な医学情報であり、個別の治療効果を保証するものではありません。妊娠中・授乳中の方、重篤な基礎疾患をお持ちの方は、かかりつけ医にもご相談のうえ、ご来院ください。