たるみ治療は「どの層に届かせるか」で決まる ― HIFU・高周波(RF)・糸リフト・注入の使い分け|五良会クリニック白金高輪|白金高輪の美容皮膚科、美容外科、医療痩身|土日も診療

〒108-0074 東京都港区高輪1丁目3-1 プレミストタワー白金高輪2F

お電話のお問い合わせはこちら

TEL. 03-6432-5656完全予約制
ヘッダー画像

ブログ

たるみ治療は「どの層に届かせるか」で決まる ― HIFU・高周波(RF)・糸リフト・注入の使い分け|五良会クリニック白金高輪|白金高輪の美容皮膚科、美容外科、医療痩身|土日も診療

たるみ治療は「どの層に届かせるか」で決まる ― HIFU・高周波(RF)・糸リフト・注入の使い分け

学会レポート|たるみ・しわ治療|医師監修
たるみ治療は「どの層に届かせるか」で決まる
HIFU・高周波(RF)・糸リフト・注入の使い分け
第44回 日本美容皮膚科学会総会(仙台)参加レポート|白金高輪 美容皮膚科
「頬のもたつきが気になるけれど、切る手術はしたくない」「HIFUと糸リフト、結局どちらがいいのか分からない」——これは、当院のたるみ治療のご相談で最も多くいただく声です。

2026年8月1日・2日に仙台で開催された第44回 日本美容皮膚科学会総会・学術大会では、「機器」「注入・スレッド」「しわたるみadvance」といったセッションが並び、たるみ治療が大きなテーマのひとつとなっていました。そこで繰り返し確認されたのは、「万能な1つの治療は存在せず、たるみの原因となっている“層”に合わせて手段を選ぶ」という、きわめて基本的で、しかし最も大切な原則です。

本記事では、その考え方を、当院で行っている治療と対応させながら整理してご説明します。

この記事で分かること
  • 顔のたるみが「4つの層」のどこから起きているのか
  • HIFU(高密度焦点式超音波)が届く深さと、その使い分け
  • 高周波(RF)が担う役割と、HIFUとの併用という考え方
  • 糸リフト・ボトックス・ヒアルロン酸の位置づけ
  • 年代・お悩み別の治療プラン例と、料金の目安

1. たるみは「皮膚のゆるみ」だけではありません

「たるみ=皮膚がのびた状態」と思われがちですが、実際には顔を構成する複数の層が、それぞれ別の理由で変化した結果として現れます。医学的には、おおむね次の4層に整理して考えます。
起きている変化 主なアプローチ
① 表皮・真皮
(浅い層)
コラーゲン・エラスチンの減少による小じわ、ハリの低下、キメの乱れ 浅い深度のHIFU、高周波(RF)、スキンブースター系の注入
② 皮下脂肪 脂肪の量的な増減と、支持組織のゆるみによる下垂 HIFU(脂肪層への照射)、脂肪溶解注射、体重管理
③ SMAS
(表在性筋膜)
顔全体を吊り上げている膜のゆるみ。フェイスラインのもたつきの主因 深い深度のHIFU、糸リフト、外科的フェイスリフト
④ 骨・靱帯 加齢による骨吸収で土台が痩せ、覆っている軟部組織が余る ヒアルロン酸によるボリューム補充(土台の再構築)

2. 図解:どの治療が、どの深さに届くのか

たるみ治療の理解で最も重要なのが「深さ」です。下の図は、皮膚の断面と、各治療が主に作用する深さの関係を示したものです。
HIFUの1.5・3.0・4.5mmと、高周波RFのTモード(真皮浅層)・Gモード(真皮中〜深層)・Xモード(真皮深層〜皮下脂肪層)が作用する皮膚の層を示した図解|五良会クリニック白金高輪2F
HIFUは「点」で深いところに熱を集める治療、高周波(RF)は「面」で広く加温する治療です。役割が違うため、対立するものではなく、組み合わせて使うという発想が主流になっています。
図でHIFUだけに「1.5mm/3.0mm/4.5mm」という数字が入っているのには理由があります。HIFUは超音波を一点に集束させるため、カートリッジごとに焦点の深さが決まっているのに対し、RFは焦点を作らず幅のある層をまとめて温める方式だからです。そのためRFは「何mm」ではなく「どの層に効かせるか」で捉えるのが正確で、当院のOligio KISSではTモード(真皮浅層)→ Gモード(真皮の中層〜深層)→ Xモード(真皮深層〜皮下脂肪層)の3モードを切り替えて、浅い層から深い層まで段階的に加温していきます。
⚠ 「深いほど効く」わけではありません
深い層に届く治療ほど優れている、という説明を見かけることがありますが、正しくありません。皮膚の薄い目元にSMAS狙いの深い照射を行えば、かえって凹みや神経症状のリスクが上がります。「その方のたるみが、どの層で起きているか」を診察で見極め、必要な層にだけ届かせる——これが安全性と満足度の両方を決めます。当院では初回に必ず層の評価を行ってから、機器とモードを選びます。

3. 当院のたるみ治療メニュー

① HIFU(高密度焦点式超音波)― オリジオKISS
超音波を一点に集束させ、皮膚の表面を傷つけずに深部へ熱を届ける治療です。医学的には「高密度焦点式超音波(HIFU)」、一般には「切らないリフトアップ」と呼ばれています。熱によってコラーゲンが収縮し、その後、数週間から数か月かけて新しいコラーゲンがつくられていく過程で、引き締まりが期待されます。
当院で使用しているオリジオKISS(WONTECH社)のHIFUカートリッジは1.5mm/3.0mm/4.5mmの3種類です。目元や額など皮膚の薄い部位には1.5mm、フェイスラインの土台を狙う場合は4.5mmと、部位ごとに使い分けます。
特徴 詳細
主な対象 フェイスラインのもたつき、頬のたるみ、あご下、目元のゆるみ
推奨回数 3〜6か月に1回のペースでの継続がひとつの目安です
ダウンタイム ほぼありません。照射中〜直後に温かさや軽い痛み、数日間の軽度の赤み・むくみが出ることがあります
メイク 当日から可能です
② 高周波(RF)― オリジオRF
高周波の電気エネルギーで、皮膚を「面」として加温する治療です。HIFUが深い一点を狙うのに対し、RFは浅い層から中間層を広く温めることで、肌全体のハリ感やなめらかさにアプローチします。オリジオRFではT/G/Xの3つのモードを使い分け、深さの異なる3層に照射していきます。Tモードは真皮浅層(表面の小じわ・くすみ・毛穴)、Gモードは真皮の中層〜深層(ハリ・引き締まり)、Xモードは真皮深層から皮下脂肪層(脂肪や支持靱帯の引き締め)を担当します。
当院では、HIFUとRFを同日に組み合わせる方法を「HIRFU(ハイアルフ)」と呼び、深部の引き締めと表層のハリ感の両方を一度のご来院で狙う選択肢としてご提案しています。
特徴 詳細
主な対象 肌全体のハリ低下、小じわ、毛穴の目立ち、軽度のたるみ
推奨回数 導入期は2〜4週間隔で数回、その後は月1回程度のメンテナンス
ダウンタイム ほぼありません。直後に軽い赤みが出ることがありますが、多くは数時間で落ち着きます
メイク 当日から可能です
③ 糸リフト(スレッドリフト)
溶ける糸を皮下に挿入し、下がった組織を物理的に引き上げる治療です。学会でも「注入・スレッド」として独立したシンポジウムが組まれた領域で、機器治療では届きにくい「明らかに下垂している組織を、いま持ち上げたい」というご希望に応える手段です。
当院ではアンカープラス/アンカーマックス/テスリフトを取り扱っています。本数・部位はお顔の状態を診察したうえでご提案します。
特徴 詳細
主な対象 中等度以上のたるみ、マリオネットライン、フェイスラインの明らかな下垂
推奨回数 1回の施術後、おおむね1〜2年ごとの再施術が目安(糸の種類・本数により異なります)
ダウンタイム 腫れ・内出血・つっぱり感が数日〜2週間程度。大きなご予定の前は避けてください
メイク 挿入部位を避ければ翌日から可能です
④ 注入治療(ボトックス・ヒアルロン酸)
ボトックス(アラガン社製ボトックスビスタ)は、表情の筋肉のはたらきをやわらげることで、眉間・目尻・額などの動きによってできるしわにアプローチします。
ヒアルロン酸(ジュビダーム ビスタ・アラガン社)は、加齢で痩せた土台にボリュームを補い、こけた印象や深いしわを目立ちにくくします。当院ではボライトXC・ボルベラXC・ボリフトXC・ボリューマーXC・ボラックスXCを部位に応じて使い分けています。
特徴 詳細
主な対象 ボトックス=眉間・目尻・額の表情じわ、エラ、多汗/ヒアルロン酸=こめかみ・頬・ほうれい線・あご
推奨回数 ボトックス=およそ4〜6か月ごと/ヒアルロン酸=製剤・部位により半年〜1年半程度が目安
ダウンタイム 注射部位の内出血・軽い腫れが数日。極細針(32G以上)のご用意もあります
メイク 当日、施術後数時間以降から可能です
どれを選ぶべき?
「まだ大きく下がってはいないが、ハリが落ちてきた」方は、HIFUとRFの組み合わせ(HIRFU)から。「鏡で見て明らかに下垂している」方は、糸リフトを軸に機器治療を併用。「しわの溝や、こけた印象が気になる」方は、注入治療で土台を整えることが先決です。
実際には複数の要素が重なっている方がほとんどですので、当院ではまずVISIA肌診断と診察でお顔の状態を評価し、優先順位をつけてご提案しています。
⚠ 治療前の必須確認事項
妊娠中・授乳中の方、金属糸などの体内埋入物がある方、施術部位に感染や強い炎症がある方、ケロイド体質の方、重篤な基礎疾患をお持ちの方は、治療を受けられない場合や、慎重な判断が必要な場合があります。ボトックスは神経筋接合部の疾患をお持ちの方には行えません。必ず診察時にご申告ください。いずれも自由診療(自費)となります。

4. 治療プラン例

プランA|30代・予防型
まだ大きな下垂はないものの、夕方の疲れ顔や毛穴の縦長化が気になり始めた方。
RF(月1回のメンテナンス)+ HIFU(半年に1回)+ 医療用日焼け止めによる紫外線対策
プランB|40〜50代・複合型
フェイスラインのもたつきと、ほうれい線の両方が気になる方。
糸リフト(アンカープラス 4〜6本)+ ヒアルロン酸で土台を補充 + HIFUを半年ごとに重ねて維持
プランC|美容医療がはじめての方
「何から始めればよいか分からない」という方。ダウンタイムのない治療から順に試していただきます。
VISIA肌診断で現状を数値化 → RFまたはHIFUを1回体験 → 経過を見てから次の一手を相談

5. 料金の目安(自由診療・税込)

メニュー 料金
HIFU(オリジオKISS) 公式料金ページ・受付にてご確認ください
糸リフト
アンカープラス
1本 34,000円/4本 130,000円/6本 194,000円/8本 252,000円
糸リフト
アンカーマックス/テスリフト
各 1本 54,000円
ボトックス 10単位 18,000円/20単位 25,000円/50単位 55,000円(極細針1本 1,500円)
ヒアルロン酸 ボライトXC 1本 55,000円/ボルベラ・ボリフト・ボリューマー・ボラックス 各1本 85,000円
VISIA肌診断(単独) 3,300円
※ 料金は変更となる場合があります。最新の料金は公式料金ページまたは受付にてご確認ください。すべて自由診療(自費)です。

よくあるご質問(FAQ)

Q1. 効果はどのくらいで実感できますか?
A. HIFUは照射直後の引き締まり感に加え、1〜3か月かけて新しいコラーゲンがつくられる過程で徐々に変化が現れることが多い治療です。糸リフトは施術直後から引き上がりを実感しやすい一方、腫れが落ち着く2週間ほど先が本来の状態です。いずれも効果の程度・持続には個人差があり、結果を保証するものではありません。
Q2. 痛みやダウンタイムが心配です。
A. HIFUは深部に熱が入る際に「チクッ」「ズンと響く」ような感覚があります。痛みの感じ方には個人差が大きいため、出力を調整しながら進めます。RFは温かさが中心で、比較的受けやすい治療です。糸リフトは腫れ・内出血が数日〜2週間程度出ることがありますので、大切なご予定の3週間前までにご相談ください。
Q3. 何歳から始めるべきですか?
A. たるみは20代後半から少しずつ始まり、5〜10年かけて目に見える変化になります。「気になり始めたとき」が開始のタイミングとしては適切です。早い段階であればダウンタイムの少ない治療で維持しやすく、進行してからでは選べる手段が限られてきます。
Q4. 妊娠中・授乳中でも受けられますか?
A. 妊娠中・授乳中の方には、HIFU・RF・糸リフト・ボトックス・ヒアルロン酸のいずれもお勧めしておりません。安全性のデータが十分でないためです。授乳が終わられてからのご相談をお勧めしています。
Q5. 治療後、元に戻ってしまいますか?
A. 加齢そのものを止めることはできませんので、治療は「進行を緩やかにし、良い状態を維持する」ものとお考えください。定期的なメンテナンスに加え、紫外線対策・睡眠・血糖コントロールといった生活面の要素も、肌のハリに影響します。当院では1F(保険診療)での血液検査データも踏まえて、内側からの対策もあわせてご提案できます。

あわせて読みたい

当院2F美容皮膚科・アンチエイジング外来の関連記事です。

GORYOKAI GROUP
五良会クリニック白金高輪
2F 美容皮膚科 / アンチエイジング外来
美容皮膚科 たるみ・しわ オリジオ 注入治療
VISIA肌診断 医療脱毛 点滴療法 形成外科
📍 住所・アクセス

〒108-0074 東京都港区高輪1丁目3-1 プレミストタワー白金高輪 2F
東京メトロ南北線・都営三田線「白金高輪駅」2番出口より徒歩1分

🕐 診療時間
時間 土・日・祝
10:00 〜 13:00 10:00 〜 15:00
14:30 〜 19:00
※ 火曜日は休診(祝日の場合は10:00〜15:00で診療)
※ 完全予約制です。初診の方はお時間に余裕をもってご来院ください。
WEB予約 前日までの予約 当日WEB予約 CLINICS WEB問診 melmo
公式 LINE 2F美容 Instagram 2F美容皮膚科 ☎ 03-6432-5656
医療法人社団五良会 五良会クリニック白金高輪 理事長 五藤 良将

※ 本記事は2026年8月時点の情報に基づいて作成しています。治療メニュー・使用機器・料金・推奨頻度等は変更となる場合があります。最新情報・個別の適応については、診察時にご確認ください。本記事の内容は一般的な医学情報であり、個別の治療効果を保証するものではありません。図中の到達深度は治療の考え方を示す模式図であり、機器・部位・出力設定・個人差により異なります。掲載の治療はいずれも公的医療保険の適用外(自由診療)です。妊娠中・授乳中の方、重篤な基礎疾患をお持ちの方は、かかりつけ医にもご相談のうえ、ご来院ください。