【医師徹底解説】輝く素肌へ導く|シミ治療の総合ガイド―PicoWay®ピコレーザー(Candela社)の3モード活用×内服外用×PubMed最新エビデンス完全版【白金高輪 2F美容皮膚科】|五良会クリニック白金高輪|白金高輪の美容皮膚科、美容外科、医療痩身|土日も診療

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【医師徹底解説】輝く素肌へ導く|シミ治療の総合ガイド―PicoWay®ピコレーザー(Candela社)の3モード活用×内服外用×PubMed最新エビデンス完全版【白金高輪 2F美容皮膚科】|五良会クリニック白金高輪|白金高輪の美容皮膚科、美容外科、医療痩身|土日も診療

【医師徹底解説】輝く素肌へ導く|シミ治療の総合ガイド―PicoWay®ピコレーザー(Candela社)の3モード活用×内服外用×PubMed最新エビデンス完全版【白金高輪 2F美容皮膚科】

五良会クリニック白金高輪 2F美容皮膚科の理事長 五藤良将です。
「シミ」は多くの方が抱える深刻なお悩みのひとつです。本記事では、シミができる仕組み(選択的光熱分解理論)、当院導入のPicoWay®ピコレーザー(米国Candela Medical社)の正確な装備構成と3つの照射モード(ピコショット・ピコトーニング・ピコフラクショナル)の使い分け、内服・外用治療、最新のPubMed引用エビデンスまで、当院のシミ治療総合ガイドとして包括的に解説いたします。

五良会クリニック白金高輪2F美容皮膚科に導入されているPicoWay®ピコセカンドレーザー本体(米国Candela Medical社製)

当院2F美容皮膚科に導入されているPicoWay®ピコセカンドレーザー本体(米国Candela Medical社製)

なぜシミができるのか?メラニン蓄積メカニズム

シミの正体は、紫外線などの影響により生成された色素メラニンが、肌の代謝(ターンオーバー)の乱れによってスムーズに排出されず、皮膚内に過剰に蓄積した状態です。

段階 メカニズム
①メラニン生成 表皮基底層のメラノサイトが紫外線・炎症・ホルモン刺激を受け、チロシナーゼ活性が亢進し、メラニン産生が促進される
②ターンオーバー 通常およそ28日周期で角質層へ押し上げられ、古い角質とともに脱落する
③シミ化 加齢・慢性炎症・酸化ストレスによりターンオーバーが遅延すると、メラニンが残留して可視化する

レーザー治療の原理:選択的光熱分解理論

レーザー治療がシミに対して効果を発揮するのは、1983年にハーバード大学のAnderson博士とParrish博士がScience誌に提唱した「選択的光熱分解(Selective Photothermolysis)」の原理に基づいています。

選択的光熱分解の3要素

  1. 波長:標的(メラニン・ヘモグロビン・水分)に選択的に吸収される特定波長を選ぶ
  2. パルス幅:標的の熱緩和時間より短いパルスで、周辺組織への熱拡散を防ぐ
  3. エネルギー量:標的を破壊するのに必要十分な、最小のエネルギーを設定する

原典:Anderson RR, Parrish JA. Selective photothermolysis: precise microsurgery by selective absorption of pulsed radiation. Science. 1983;220(4596):524-527. PMID: 6836297

ピコ秒レーザーは、従来のQスイッチレーザー(ナノ秒)よりもパルス幅が約1000分の1(ピコ秒=1兆分の1秒)と極めて短いため、熱拡散が起きる前に光音響効果(フォトアコースティック効果)で色素を粉砕できます。これにより周辺組織への熱負担が抑えられ、炎症後色素沈着(PIH)のリスク低減が期待されます。

ピコ秒レーザー(光音響効果・Photoacoustic)と従来のナノ秒レーザー(光熱効果・Photothermal)の比較グラフ──ピコ秒は短時間に高強度のエネルギーを集中させ、衝撃波で色素を粉砕する

光音響効果(Photoacoustic)と光熱効果(Photothermal)の比較──PicoWay®(ピコ秒)は短時間で高強度のエネルギーを集中させ、衝撃波で色素を粉砕する

当院PicoWay®(Candela社)の正確な装備構成

当院では、米国Candela Medical社のピコセカンドレーザー PicoWay® を導入しています。当院のPicoWay®は、以下の2つのハンドピースで構成されており、これらを組み合わせることで3つの照射モード(ピコショット/ピコトーニング/ピコフラクショナル)を実現します。

ハンドピース 波長 主な機能 主な適応
①Zoom(ズーム) 532 nm + 1064 nm 高出力スポット・低フルエンス全顔照射(スポットサイズ2-10mm可変) ピコショット・ピコトーニング・タトゥー除去
②Resolve(リゾルブ) 1064 nm マイクロビーム10×10アレイ(6×6mm)、101本の微細点状ビーム ピコフラクショナル・肝斑治療(FDA承認)・ニキビ跡・小じわ

PicoWay® Resolve 1064nmは、米国FDAから肝斑治療の適応承認を受けた数少ないピコ秒レーザーのひとつです

肝斑は従来「レーザーで悪化するシミ」とされてきましたが、PicoWay® Resolveの低フルエンス・微細点状ビーム照射は、米Bernstein医師らの臨床試験において mMASIスコアの有意な改善(P<0.01)と90%の患者満足度が報告されています(Bernstein EF, et al. Lasers Surg Med. 2023;55(10):801-808)。

PicoWay® Zoomハンドピース(532nm + 1064nm/スポットサイズ2-10mm可変)

PicoWay® Zoomハンドピース(532nm + 1064nm)

3つの照射モードの臨床的使い分け

モード 使用ハンドピース・波長 適応・特徴
ピコショット Zoom(532nmまたは1064nm)/高出力スポット 老人性色素斑・そばかす・ADM・タトゥーなど、境界が明瞭な濃いシミに対しピンポイントで照射。1回照射で顕著な効果が期待できる。照射後はかさぶた形成→脱落(約2週間)
ピコトーニング Zoom(1064nm)/低フルエンス・大きなスポット 肝斑・くすみ・全体トーンアップ・薄いシミに対し、低出力で全顔均一に照射。炎症を起こさずメラニン顆粒を選択的に分解。複数回(通常5〜10回)の継続施術が推奨される
ピコフラクショナル Resolve(1064nm)/10×10マイクロビーム 肝斑(FDA承認)・ニキビ跡・小じわ・毛穴・肌質改善。表皮を温存しつつ真皮に微細な点状刺激を与え、コラーゲン・エラスチン産生を促す。ダウンタイムが少なく、肌の若返り効果も期待できる
PicoWay® Zoomハンドピース 532nm波長によるピコショット治療(老人性色素斑・そばかす等)

PicoWay® Zoom 532nmによるピコショット治療

シミの種類と最適なレーザー治療の選択

シミにはさまざまな種類があり、それぞれに適したアプローチが異なります。適切な診断と機器・モードの選択こそが治療成功の鍵であり、経験豊富な医師による診察が不可欠です。

シミの種類 特徴 推奨される治療法
老人性色素斑(日光黒子) 境界が比較的はっきりした、薄い茶色から濃い茶色のシミ。最も一般的なシミ ピコショット(Zoom):高出力スポットでメラニンを一気に分解
そばかす(雀卵斑) 小さな斑点が広範囲に散在。遺伝的な要素が強い ピコトーニング(Zoom 1064nm)または小スポットでのピコショット:穏やかな治療が選好される
ADM(後天性真皮メラノサイトーシス) 灰色や青みを帯びたシミ。メラニンが真皮層という深い層にある ピコショット(Zoom 1064nm):1064nmは深部到達性が高く、真皮メラニンに作用する
肝斑 頬骨の高い位置などに左右対称に広がる、もやっとした薄茶色のシミ。慢性炎症が関与 ピコトーニング+ピコフラクショナル(Resolve・FDA承認):炎症を避けるため低出力で複数回。内服薬・外用薬との併用が必須
PicoWay®によるシミ治療の治療前後比較例(Before-After)

PicoWay®によるシミ治療の治療前後比較例(Before-After)
※治療効果には個人差があります

老人性色素斑の治療後経過とダウンタイム

最も一般的なシミである「老人性色素斑」をピコショットで治療する場合の、具体的な治療後経過です。

時期 肌の状態 ケアのポイント
治療直後〜当日 照射部位が白っぽくなり、その後すぐに濃い灰色〜黒色に変色。軽度のヒリつき・赤みが生じることがある 冷却。軟膏を塗布し、保護テープを貼付
翌日〜1週間 濃くなった部分が薄いかさぶたに。元のシミより濃く見えることがある 軟膏と保護テープを継続。テープは剥がさないように注意
1〜2週間 かさぶたが自然と剥がれ落ち、ピンク色の新しい皮膚が現れる かさぶたを無理に剥がさない。剥がれたらテープは終了し、保湿と日焼け止めを徹底
2週間〜1か月 ピンク色の部分が落ち着き、一時的に元のシミの色より濃くなる炎症後色素沈着(PIH)が生じることがある PIH対策として、ハイドロキノンなどの外用薬・トラネキサム酸内服の処方を医師と相談
1〜3か月 PIHが徐々に薄れ、自然な肌色に戻っていく 紫外線対策と保湿を継続。必要に応じて追加治療を検討

ダウンタイム中の最重要ポイント

  • かさぶたは絶対に剥がさない:天然の保護膜であり、無理に剥がすとPIHが強く出たり、まれに傷跡になるリスクがある
  • 徹底した紫外線対策:新しい皮膚はメラニンが少なくデリケート。SPF30〜50/PA+++〜++++を毎日使用し、2〜3時間おきに塗り直す

炎症後色素沈着(PIH)への対処

治療後一時的にシミが濃くなるPIHは、レーザーの熱刺激による軽い炎症から肌を守るために、メラニンが一時的に過剰生成されることで起こります。通常、数か月から半年程度かけて自然に薄れていきますが、医師の指導のもとハイドロキノン外用・トラネキサム酸内服を併用することで期間を短縮し、より早く美しい仕上がりへと導けます。

スキンケアによる「守りのケア」

1. 徹底した紫外線防御(日焼け止め)

シミ予防における最も重要なステップです。日常使いでもSPF30/PA+++以上、屋外活動が多い場合はSPF50/PA++++を推奨します。適量(顔全体で500円玉大)を使用し、2〜3時間おきに塗り直すことが必須です。曇りの日や室内でも、窓ガラスを通して紫外線が入るため、年中継続してください。

2. メラニン生成抑制成分の導入

成分名 作用機序 使用方法の目安
ハイドロキノン メラノサイト内のチロシナーゼ活性を阻害し、メラニン産生を抑制 夜のみ、シミ部分に集中的に塗布(医師の指導下で使用)
ビタミンC誘導体 活性酸素を抑え、メラニン生成を阻害。生成メラニンの還元も促進 朝晩の化粧水・美容液として広範囲に使用
トラネキサム酸(外用) 慢性的な微小炎症を抑え、肝斑の原因となるメラノサイトへの刺激をブロック 美容液として使用。肌全体の炎症ケアにも有効
レチノール(ビタミンA) 肌の再生を促し、表皮の細胞分裂を活性化。古い角質とともにメラニン排出を促す 低濃度から導入し、必ず夜に使用。日中は紫外線対策を徹底

内服薬による「体内からのケア」

内服薬は、肌の表面だけではケアしきれない全身のメラニン生成抑制と抗炎症作用をもたらします。特に肝斑など慢性炎症が関わるシミに有効です。

成分名 作用機序・期待される効果
トラネキサム酸(内服) メラノサイトを活性化させる因子(プラスミン)の働きを阻害し、慢性炎症を鎮静化。肝斑の治療と再発予防に高い有効性が報告されている(Kim HJ et al. Acta Derm Venereol. 2017)。医師の処方が必要
ビタミンC(アスコルビン酸) 強力な抗酸化作用により活性酸素から細胞を保護。生成された黒色メラニンを薄い色に還元し、排出を助ける
L-システイン メラニンの過剰な生成を抑制し、肌のターンオーバーを正常化。ビタミンCと併用することで効果が高まる
ビタミンE(トコフェロール) 強力な抗酸化作用と血行促進作用。ビタミンCとの相互リサイクル機構により、互いの抗酸化力を高め合う
グルタチオン 体内の主要な解毒・抗酸化物質。チロシナーゼ活性を抑制し、メラニン生成を阻害。500mg/日の経口投与で皮膚メラニン指数の有意な減少が報告されている(Arjinpathana N, Asawanonda P. J Dermatolog Treat. 2012)

当院でのご相談

五良会クリニック白金高輪 2F美容皮膚科では、シミ治療のカウンセリングからPicoWay®による施術、内服・外用処方、施術後のアフターケアまで一貫して対応しています。シミの種類や肌質によって最適な治療プランは異なりますので、まずはお気軽にご相談ください。料金や施術回数の目安については、カウンセリング時に詳しくご案内いたします。

本記事のテーマと関連する当院ブログ記事をご紹介します。シミ治療と並行して気になる症状や、より総合的な肌ケアの参考としてぜひお読みください。

▶ 入れ墨・タトゥー除去とは|ピコレーザーによる治療を医師が解説

本記事と同じPicoWay®ピコレーザーを用いたタトゥー除去治療を解説。532nm(赤・黄系色素)と1064nm(黒・濃紺系色素)の波長使い分けと、Zoomハンドピースの活用例を詳しく説明しています。

▶ 帯状疱疹の皮膚症状と跡のケア|色素沈着・瘢痕を残さないために

本記事でも触れた炎症後色素沈着(PIH)について、帯状疱疹後のケースを中心に詳しく解説。レーザー治療後のPIH対策と共通する重要なテーマです。

▶ PURE FLOW(ECP)×L-カルニチン脂肪燃焼注射・点滴|医療痩身完全解説

同じ2F美容皮膚科の医療痩身メニュー。シミ治療と並行して全身のエイジングケアをお考えの方におすすめです。

▶ 脇汗・手汗・額汗の悩みに|汗止めボトックスキャンペーン

同じ2F美容皮膚科の多汗症治療。夏に向けてシミ対策と並行して取り組みたい方への関連メニューです。

参考文献(PubMed)

レーザー治療の理論的基盤

  1. Anderson RR, Parrish JA. Selective photothermolysis: precise microsurgery by selective absorption of pulsed radiation. Science. 1983;220(4596):524-527. PMID: 6836297

ピコ秒レーザーによる色素性病変・肝斑治療のエビデンス

  1. Bernstein EF, Basilavecchio LD, Wang J. Melasma treatment with a 1064 nm, picosecond-domain laser with a fractionated multibeam lens array. Lasers Surg Med. 2023;55(10):801-808. DOI: 10.1002/lsm.23723(PicoWay® Resolve 1064nmの公式臨床試験)
  2. Liang S, Shang S, Zhang W, et al. Comparison of the efficacy and safety of picosecond Nd:YAG laser (1,064 nm), picosecond alexandrite laser (755 nm) and 2% hydroquinone cream in the treatment of melasma: A randomized, controlled, assessor-blinded trial. Front Med (Lausanne). 2023;10:1132823. PMID: 37056729
  3. Wong CSM, Chan MWM, Shek SYN, Yeung CK, Chan HHL. Fractional 1064 nm picosecond laser in treatment of melasma and skin rejuvenation in Asians, a prospective study. Lasers Surg Med. 2021;53(8):1032-1042
  4. Shen J, Jin J, Huang J, Guo Y, Qian Q. Combining large-spot low-fluence 1064-nm and fractional 1064-nm picosecond lasers for promoting protective melanosome autophagy via the PI3K/Akt/mTOR signalling pathway for the treatment of melasma. Exp Dermatol. 2024;33:e15094. DOI: 10.1111/exd.15094
  5. Levin MK, Ng E, Bae YS, Brauer JA, Geronemus RG. Treatment of pigmentary disorders in patients with skin of color with a novel 755 nm picosecond, Q-switched ruby, and Q-switched Nd:YAG nanosecond lasers: A retrospective photographic review. Lasers Surg Med. 2016;48(2):181-187. PMID: 26922302
  6. Torbeck RL, Schilling L, Khorasani H, Dover JS, Arndt KA, Saedi N. Evolution of the Picosecond Laser: A Review of Literature. Dermatol Surg. 2019;45(2):183-194. PMID: 30702447
  7. Lee YS, Lee YJ, Lee JM, Han TY, Lee JH, Choi JE. The Low-Fluence Q-Switched Nd:YAG Laser Treatment for Melasma: A Systematic Review. Medicina (Kaunas). 2022;58(7):936. DOI: 10.3390/medicina58070936

トラネキサム酸・内服美白成分のエビデンス

  1. Kim HJ, Moon SH, Cho SH, Lee JD, Kim HS. Efficacy and Safety of Tranexamic Acid in Melasma: A Meta-analysis and Systematic Review. Acta Derm Venereol. 2017;97(7):776-781. PMID: 28374042
  2. Arjinpathana N, Asawanonda P. Glutathione as an oral whitening agent: a randomized, double-blind, placebo-controlled study. J Dermatolog Treat. 2012;23(2):97-102. PMID: 20524875

外用薬(レチノイド・ハイドロキノン)のエビデンス

  1. Fisher GJ, Wang ZQ, Datta SC, Varani J, Kang S, Voorhees JJ. Pathophysiology of premature skin aging induced by ultraviolet light. N Engl J Med. 1997;337(20):1419-1428. PMID: 9358139
  2. Draelos ZD. Skin lightening preparations and the hydroquinone controversy. Dermatol Ther. 2007;20(5):308-313

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