帯状疱疹の皮膚症状と跡のケア|色素沈着・瘢痕を残さないために【白金高輪 美容皮膚科】|五良会クリニック白金高輪|白金高輪の美容皮膚科、美容外科、医療痩身|土日も診療

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帯状疱疹の皮膚症状と跡のケア|色素沈着・瘢痕を残さないために【白金高輪 美容皮膚科】|五良会クリニック白金高輪|白金高輪の美容皮膚科、美容外科、医療痩身|土日も診療

帯状疱疹の皮膚症状と跡のケア|色素沈着・瘢痕を残さないために【白金高輪 美容皮膚科】

「ちょっと皮膚が赤くなって痛い……これって虫刺され?かぶれ?」美容皮膚科にいらっしゃる患者様の中にも、こうした訴えで受診された際に帯状疱疹が見つかるケースがあります。帯状疱疹は体の片側に帯状の発疹・水ぶくれと強い痛みが出る病気で、早期治療が不可欠です。また、発疹が治癒したあとも色素沈着・瘢痕(あと)が残ることがあり、美容皮膚科的なケアが重要になる場面もあります。本記事では、帯状疱疹の皮膚症状の特徴から、治癒後の肌ケアまで、美容皮膚科の視点も交えてわかりやすく解説します。

帯状疱疹とは?皮膚に何が起きているのか

帯状疱疹(herpes zoster)は、子どもの頃に感染した水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)が神経節に潜伏し、免疫低下によって再活性化することで起こる病気です。再活性化したウイルスは感覚神経に沿って皮膚へと移動し、神経炎症・皮膚壊死を引き起こします。これが発疹・水ぶくれ・強い痛みの原因です。

美容皮膚科を受診される方の中にも、「顔に赤い発疹が出た」「首や背中の皮膚が急に荒れてきた」と来院され、帯状疱疹と診断されるケースがあります。帯状疱疹は皮膚科・内科領域の疾患であり、発症から72時間以内の抗ウイルス薬治療が治癒・跡残りの予防のカギです。速やかに1F保険診療(内科)へご案内いたします。

帯状疱疹の基本知識

  • 80歳までに約3人に1人が経験する、珍しくない病気
  • 50歳以降から発症率が急増
  • 発疹は体の左右どちらか一方のみに帯状に出現(両側に出ることはない)
  • 「帯状疱疹がうつる」ことはないが、水痘未感染者・免疫不全者への感染に注意
  • 治療が遅れると色素沈着・瘢痕・帯状疱疹後神経痛(PHN)が残りやすい

皮膚症状の特徴と経過

帯状疱疹の皮膚症状は段階的に進行します。美容皮膚科の観点から特に注目すべき点を合わせて解説します。

前駆期(皮疹出現前)

発疹が出る数日〜1週間前から、皮膚の一部にピリピリ・ズキズキとした違和感や痛みが出ます。この段階では皮膚に目立った変化がないため、「神経痛」「筋肉痛」「歯痛」などと間違われやすいです。

急性期(発疹・水疱期)

皮膚に紅斑(赤い斑点)が現れ、数日で集簇した水疱(水ぶくれ)へと変化します。水疱は膿疱化・びらん・潰瘍へと進行することがあり、この段階で皮膚のダメージが大きいほど、治癒後の色素沈着・瘢痕リスクが上がります。早期治療(72時間以内の抗ウイルス薬投与)が皮膚へのダメージ最小化のカギです。

回復期(かさぶた〜色素沈着)

発疹は2〜4週間でかさぶたとなり脱落します。皮膚が治癒した後に残るのが炎症後色素沈着(PIH)瘢痕(凹凸・白斑)です。特に顔・デコルテ・肩などの露出部位では、美容皮膚科的なアフターケアが重要になります。

発症しやすい部位と美容上の注意点

好発部位 美容上の留意点
胸部・背部・脇腹(肋間神経) 最多。デコルテ・肩周りは露出部位のため色素沈着ケアが重要
顔面・額・まぶた(三叉神経) 顔の色素沈着・瘢痕は特に目立つ。眼合併症(角膜炎・ぶどう膜炎)にも注意が必要
耳介・外耳道 ラムゼイ・ハント症候群のリスク(顔面麻痺・難聴・耳鳴り)。至急専門科受診
腰部・臀部・下肢 夏季・水着シーズンに気になる部位。治癒後の着色ケアのご相談を
頸部・肩・腕 オフショルダーなど露出機会が多い。早期ケアで跡を最小化

急性期中のスキンケア・施術についての注意

  • 帯状疱疹の急性期(水疱・かさぶたがある間)はレーザー・光治療・ケミカルピーリングなどすべての美容施術は禁止
  • 患部への化粧品・日焼け止めの直接使用も控える
  • 患部を強くこすらない・破らない(色素沈着・瘢痕悪化の原因)
  • 完全治癒・皮膚科医の許可後に美容施術を再開する

合併症(帯状疱疹後神経痛・眼・耳)

帯状疱疹後神経痛(PHN)

皮疹が治癒した後も3カ月以上にわたり、灼熱感・ジリジリとした持続痛・アロディニア(衣類が触れるだけで痛い)などが続く状態です。PHNへの移行率は全体で約10〜15%、60歳以上では20〜30%に上るとする報告もあります。PHNが残ると日常生活はもちろん、美容施術(マッサージ・レーザーなど)への悪影響が出ることもあります。早期の抗ウイルス薬治療とワクチン接種がPHN予防に有効です。

眼部帯状疱疹・ラムゼイ・ハント症候群

顔面(額・まぶた・鼻周囲)に発症した場合は角膜炎・ぶどう膜炎などの眼合併症、耳介・外耳道に発症した場合は顔面神経麻痺・難聴・耳鳴りを伴うラムゼイ・ハント症候群のリスクがあります。いずれも視力・顔の動きに影響する重篤な合併症であり、美容的にも機能的にも重大な問題となります。このような症状がある場合は速やかに眼科・耳鼻科と連携しながら治療します。

治療——早期の抗ウイルス薬が肌へのダメージを最小化する

帯状疱疹の治療は発疹出現から72時間以内の抗ウイルス薬投与が基本です。早期治療によってウイルスの増殖を抑えることで、皮膚破壊・神経ダメージを最小化し、色素沈着・瘢痕・PHNのリスクを大幅に減らすことができます。現在は核酸アナログ系(バラシクロビル・ファムシクロビル・アシクロビル)に加え、新機序のヘリカーゼ・プライマーゼ阻害薬(アメナリーフ)が選択可能です。

抗ウイルス薬

薬剤名 用法・用量(成人) 特徴・注意点
バラシクロビル
(バルトレックス)
1000mg×3回/日、7日間 経口。第一選択薬。腎機能による用量調整が必要(下表参照)
ファムシクロビル
(ファムビル)
500mg×3回/日、7日間 経口。バラシクロビルと同等の効果。腎機能低下時は用量調整が必要
アシクロビル
(ゾビラックス)
800mg×5回/日、7日間 経口・静注あり。重症例・免疫不全者には点滴投与。腎機能低下時は用量調整が必要
アメナメビル
(アメナリーフ)
200mg×1回/日、7日間(食後) ヘリカーゼ・プライマーゼ阻害薬(新機序)。1日1回で服薬負担が少なく、腎機能低下があっても用量調整不要。高齢者に特に有用

バラシクロビルの腎機能別用量調整

バラシクロビル(バルトレックス)は腎排泄性が高く、腎機能低下患者では血中濃度が上昇して神経毒性(意識障害・ミオクローヌスなど)が現れる可能性があります。事前にeGFR・クレアチニンを確認し、必要に応じて用量を調整します。

クレアチニンクリアランス(CCr) バラシクロビル用量
50 mL/min 以上 1000mg × 3回/日(通常量)
30〜49 mL/min 1000mg × 2回/日
10〜29 mL/min 1000mg × 1回/日
10 mL/min 未満(透析患者を含む) 500mg × 1回/日

※ バルトレックス添付文書に基づく目安です。実際の処方は患者様の状態・併用薬等を考慮して医師が判断します。腎機能低下が懸念される場合はアメナリーフへの変更も選択肢となります。

外用薬(軟膏)

内服・点滴が治療の主体ですが、局所ケアとして外用薬を組み合わせることがあります。皮膚への丁寧なケアが、色素沈着・瘢痕の軽減にもつながります。

外用薬 目的・用途
アシクロビル軟膏5%
(ゾビラックス軟膏)
局所の抗ウイルス作用。内服薬と併用する場合がある
亜鉛化軟膏
(酸化亜鉛軟膏)
皮疹の保護・乾燥促進。水疱・びらん部の収れん・保護。皮膚ダメージを最小化
抗菌薬軟膏
(ゲンタシン軟膏など)
二次感染(細菌感染)の予防・治療。二次感染は色素沈着・瘢痕悪化の原因となるため重要

痛みのコントロール(急性期〜PHN)

急性期の疼痛にはNSAIDs・アセトアミノフェンが使用されます。PHNに移行した場合は神経障害性疼痛に特化した薬剤が必要となります。PHNが残ると美容施術(レーザー・マッサージなど)に支障をきたすため、早期からの疼痛管理が重要です。

薬剤 用法・用量の目安 注意点
プレガバリン
(リリカ)
75mg×2回/日から開始
最大600mg/日
PHN第一選択薬の一つ。眠気・めまいに注意。腎機能低下時は用量調整が必要
ミロガバリン
(タリージェ)
5mg×2回/日から開始
最大30mg/日
プレガバリンと同系統。副作用プロファイルが比較的良好。腎機能低下時は用量調整が必要
三環系抗うつ薬
(アミトリプチリン)
10〜25mgから就寝前開始 PHNに有効。口渇・眠気・便秘などの副作用あり。高齢者は少量から慎重に
リドカインテープ 患部に貼付 アロディニア(触れるだけで痛い)に有効。皮疹完全治癒後に使用
神経ブロック ペインクリニック・麻酔科 急性期の強い疼痛やPHNに対して専門科に紹介

色素沈着・瘢痕を最小化するために重要なこと

  • 72時間以内に抗ウイルス薬を開始する(これが最大の予防策)
  • 水疱を自分で潰さない・強くこすらない
  • かさぶたを無理にはがさない
  • 患部の紫外線対策を徹底する(色素沈着の悪化防止)
  • 二次感染を防ぐ(感染は瘢痕リスクを高める)
  • 治癒後すみやかに2Fで皮膚ケアを開始する

治療はすべて当院1F保険診療(内科)で行います。「もしかして帯状疱疹かも」と思ったら、まず1Fにご来院ください。2F美容皮膚科スタッフも随時1Fへご案内します。

当院の迅速VZV抗原検査(デルマクイックVZV)

当院1Fでは、水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)を診察室で即座に検出できる迅速抗原検査「デルマクイックVZV」を導入しています。イムノクロマト法(抗原抗体反応)を原理とした保険適用の検査で、水疱・膿疱のぬぐい液を採取してから5〜10分で判定できます。

「虫刺され?単純疱疹?それとも帯状疱疹?」と診断に迷う場合でも、本検査によって迅速に確定診断を行い、72時間以内の抗ウイルス薬投与につなげることで、皮膚へのダメージ・跡残りのリスクを最小限に抑えます。

指標 成績(PCR法との比較)
陽性一致率(感度相当) 93.2%
陰性一致率(特異度相当) 98.8%
全体一致率 96.2%

感度(陽性一致率)93.2%は「帯状疱疹の方を正しく陽性と検出できる割合」で、陰性結果の信頼性に関わります。約6.8%の偽陰性(本当は帯状疱疹なのに陰性と出る)が生じうるため、陰性でも症状が疑わしければ臨床判断を優先します。特異度(陰性一致率)98.8%は偽陽性が約1.2%と非常に少ないことを示し、陽性が出た場合はVZV感染の可能性が高いと判断できます。(出典:渡邉大輔ら 新薬と臨床 67(1), 2018 /マルホ社内臨床試験データ)

◆ 理事長からひとこと

デルマクイックVZVの臨床データを発表された渡邉大輔先生(愛知医科大学皮膚科学講座 教授)には、2024年1月25日に港区医療連携セミナーにてご講演いただきました。演題は「VPDとしての帯状疱疹——ワクチン接種の重要性——」で、当院理事長の五藤良将が本セミナーの座長を務めさせていただきました。地域の専門医と連携しながら、帯状疱疹の迅速診断・早期治療・予防ワクチン推進に取り組んでいます。

帯状疱疹の跡(色素沈着・瘢痕)について

帯状疱疹の発疹が治癒した後、多くの方で何らかの皮膚の「跡」が残ります。主に以下の2種類があります。

① 炎症後色素沈着(PIH)

帯状疱疹による炎症が色素細胞(メラノサイト)を刺激し、茶色〜黒褐色の色素沈着(シミ状の変色)が残ります。多くの場合は時間とともに薄くなりますが、紫外線や摩擦で悪化しやすく、顔・デコルテなどの露出部位では美容的なケアが求められることがあります。

② 瘢痕(凹凸・白斑・ケロイド)

水疱が深い層まで達した場合や二次感染が起きた場合に、皮膚の凹凸(ニキビ跡のようなくぼみ)・白斑(色素の抜け)・まれにケロイドが残ることがあります。瘢痕は色素沈着と異なり自然消退が難しく、美容皮膚科的なアプローチが有効です。

跡の種類 特徴 自然経過
炎症後色素沈着(PIH) 茶色〜黒褐色の変色、シミ状 数カ月〜1年で徐々に薄くなる場合がある。UV対策が必須
陥凹性瘢痕(くぼみ) 皮膚の凹凸、クレーター状 自然改善は限定的。レーザー治療が有効
白斑(色素消失) 白く抜けた部分 回復が難しいケースもあり、専門的対応が必要

2Fで行える跡のケア

帯状疱疹の急性期治療(1F内科)が完了し、皮膚が安定したあと、色素沈着・瘢痕が気になる方には当院2F美容皮膚科でのケアをご提案しています。担当医師と相談のうえ、最適な治療法をご提案します。

症状 主な治療・ケア
炎症後色素沈着(PIH) ピコレーザートーニング、ケミカルピーリング、トラネキサム酸・ハイドロキノンなどの外用薬、日焼け止め徹底指導
陥凹性瘢痕(くぼみ) フラクショナルレーザー(CO2フラクショナル)、ヒアルロン酸注入(深い陥凹部位)
肌質の回復・ハリ改善 水光注射(ヒアルロン酸・成長因子)、OLIGIO KISS(高周波RF)、スキンボライザー
PHNによる皮膚感作・過敏 刺激の少ないスキンケア指導。皮膚が過敏な間は施術不可(1F主治医と相談)

2F美容施術開始のタイミングの目安

  • すべての水疱がかさぶたとなり、かさぶたが自然脱落していること
  • 急性期の痛みがほぼ消失していること
  • 1F担当医師より美容施術再開の許可が得られていること
  • 目安として発症から最低1〜2カ月以上経過後(状態によって異なります)

ワクチンによる予防と港区の助成制度

帯状疱疹は予防ワクチンによってリスクを大幅に低減できます。特に、帯状疱疹の跡(色素沈着・瘢痕)を予防するうえでも、そもそも発症させないことが最善です。

比較項目 シングリックス(不活化) 生ワクチン(ビケン)
接種回数 2回(2カ月間隔) 1回
発症予防効果 約90% 約50〜60%
対象年齢 50歳以上(免疫不全者は18歳以上) 50歳以上

港区の帯状疱疹ワクチン助成制度(令和7年度)

令和7年(2025年)4月1日より、帯状疱疹ワクチンが定期予防接種(B類)に位置づけられ、対象年齢の港区民は全額無料で接種できます。また、定期接種対象外の50歳以上の方には任意接種の一部助成があります。

区分 対象 費用
定期接種 年度末年齢65・70・75・80・85・90・95・100歳以上の港区民(令和7年度経過措置) 無料
任意接種一部助成 50歳以上(定期対象外)・18〜49歳の免疫不全リスク高い港区民 シングリックス 7,000円/回
生ワクチン 2,000円

詳細:港区公式サイト https://www.city.minato.tokyo.jp/hokenyobou/yobousessyu/taijyouhoushin.html

ワクチン接種・助成の申し込み・接種はすべて当院1F保険診療で行います。「シングリックスと生ワクチンのどちらが自分に合うか」も1Fにてご相談ください。

当院での対応(1F・2Fの連携)

五良会クリニック白金高輪では、1F(保険診療)と2F(美容皮膚科)が連携し、帯状疱疹の診断・急性期治療から治癒後の肌ケアまで一貫して対応できる体制を整えています。

フロア 対応内容
1F 保険診療
TEL 03-6432-5353
・デルマクイックVZVによる迅速診断
・抗ウイルス薬処方(保険診療)
・帯状疱疹後神経痛(PHN)の疼痛管理
・帯状疱疹ワクチン接種(シングリックス・生ワクチン)
・眼科・耳鼻科への専門紹介
2F 美容皮膚科
TEL 03-6432-5656
・治癒後の色素沈着ケア(ピコレーザー・ケミカルピーリングなど)
・陥凹性瘢痕の改善(フラクショナルレーザーなど)
・肌質回復・スキンケア指導
・1Fとの連携による一貫管理

2Fスタッフが帯状疱疹を疑う症状を確認した場合は、速やかに1Fへご案内いたします。また、1Fでの急性期治療が完了した後に「跡が残って気になる」「色素沈着を早く消したい」という方は、2F美容皮膚科へお気軽にご相談ください。

美容皮膚科 美容外科 医療脱毛 ピコレーザー たるみ治療 しわ・ヒアルロン酸

五良会クリニック白金高輪 2F(美容皮膚科)

美容皮膚科・美容外科

東京メトロ南北線・都営三田線「白金高輪駅」2番出口 徒歩1分

土日祝
10:00〜13:00
14:30〜19:00

火曜休診・土日祝は10:00〜15:00(午後休診)


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TEL:03-6432-5656(2F 美容皮膚科)

五良会クリニック白金高輪 理事長 五藤良将