【五藤良将・理事長が徹底解説】白玉点滴(高濃度グルタチオン)とは?美白だけじゃない!肌も脳も守る”マスター抗酸化物質”
「肌のくすみが気になる」「内側から透明感を取り戻したい」「最近疲れやすくなった」――そのようなお悩みをお持ちの方に、いま最も注目されている美容点滴のひとつが白玉点滴(高濃度グルタチオン点滴)です。
ハリウッドセレブや韓流スターの間で「ビヨンセ点滴」「シンデレラ注射」の別名でも知られる白玉点滴。その主成分であるグルタチオンは、単なる”美白成分”にとどまらず、肝臓の解毒、全身のアンチエイジング、免疫調節など生命活動の根幹を支える「マスター抗酸化物質」として、医学界で広く研究されている物質です。
この記事では、五良会クリニック白金高輪の五藤理事長が、グルタチオンの分子レベルの作用機序から、なぜ「白玉」と呼ばれるのか、そして当院の白玉点滴が選ばれる理由まで、最新の研究エビデンスを交えて徹底解説いたします。

こんなお悩みはありませんか?
□ 肌のくすみ・トーンのムラが気になる
□ シミや色素沈着を予防したい
□ 全身の透明感を高めたい(顔だけでなく首・手の甲・背中なども)
□ 紫外線ダメージのケアをしたい
□ 疲れが抜けにくい・倦怠感がある
□ お酒を飲む機会が多く、肝臓の負担が気になる
□ エイジングケアを体の内側から始めたい
ひとつでも当てはまる方は、ぜひ最後までお読みください。
目次
1. なぜ「白玉」点滴と呼ばれるのか? ― 名前の由来
2. グルタチオンとは? ― 3つのアミノ酸から成る「マスター抗酸化物質」
3. グルタチオンが肌を白くする3つの医学的メカニズム
4. 美白だけじゃない ― グルタチオンの全身への作用
5. グルタチオンとパーキンソン病 ― 脳を守る「盾」としての役割
6. 研究エビデンス ― グルタチオンの有効性を示す臨床試験
7. なぜ「点滴」なのか? ― 経口摂取との決定的な違い
8. 当院の白玉点滴 ― タチオン1200mg配合
9. 組み合わせで効果アップ ― 当院の美容メニューとの相乗効果
10. 施術の流れ・頻度・ダウンタイム
11. よくあるご質問(FAQ)
12. ご予約・クリニック紹介
1. なぜ「白玉」点滴と呼ばれるのか? ― 名前の由来
白玉点滴という名称は、「白玉のように白くてつるんとした、透明感のある肌」を目指すことができるという意味が込められた”愛称”です。正式には「高濃度グルタチオン点滴」と呼ばれます。
日本のお団子「白玉」は、もち米を丸めて茹でたもので、真っ白でなめらか、つやつやとした美しい見た目が特徴です。この白玉のイメージが、グルタチオン点滴によって目指せる肌の質感――白く、なめらかで、内側から光を放つような透明感――と重なることから、いつしか「白玉点滴」と呼ばれるようになりました。
白玉点滴のさまざまな呼び名
グルタチオン点滴は、世界各地で親しみやすい愛称がつけられています。
白玉点滴 ― 日本で最も一般的な呼称。白玉団子のような透明感のある白い肌をイメージ
ビヨンセ点滴 ― 海外セレブが愛用していたことから広まった別名
シンデレラ注射(シンデレラ点滴) ― 美容大国・韓国発祥の呼び名。シンデレラのような美しさを目指す意味
白雪点滴 ― 白雪姫のような雪のように白い肌をイメージした呼び方
いずれも主成分は同じグルタチオンです。クリニックによって配合量や追加成分に違いがありますので、グルタチオンの含有量を確認されることをおすすめします。

2. グルタチオンとは? ― 3つのアミノ酸から成る「マスター抗酸化物質」
グルタチオン(Glutathione, GSH)とは、グルタミン酸・システイン・グリシンの3つのアミノ酸が結合したトリペプチド(アミノ酸3つからなる化合物)です。ヒトの体内のほぼすべての細胞に存在し、特に肝臓・皮膚・目(水晶体・角膜)に高濃度で分布しています。
グルタチオンは「マスター抗酸化物質(Master Antioxidant)」とも呼ばれ、生体内で以下のような極めて重要な役割を担っています。
| 主な機能 | 働きの詳細 |
|---|---|
| 抗酸化作用 | 活性酸素やフリーラジカルを捕捉・中和し、細胞のDNA・タンパク質・脂質を酸化ダメージから保護。さらに、酸化して機能低下したビタミンCやビタミンEを「還元型」に再生し、体内の抗酸化ネットワーク全体を維持する |
| 解毒作用 | 肝臓で有害物質(アルコール代謝産物のアセトアルデヒド、薬物、重金属、環境汚染物質など)をグルタチオン抱合により水溶性に変換し、体外への排出を促進。二日酔いの原因物質の解毒にも深く関与 |
| メラニン調節 | メラニン合成の律速酵素であるチロシナーゼを阻害し、さらにメラニン合成経路を「黒色のユーメラニン」から「黄色〜赤色のフェオメラニン」へ切り替えることで、肌の明度を向上させる |
| 免疫調節 | リンパ球やNK細胞の活性化をサポートし、ウイルス・細菌に対する免疫応答を調節。アレルギー反応の抑制にも寄与 |
| 細胞保護 | ミトコンドリア機能の維持を通じて細胞のエネルギー産生をサポートし、アポトーシス(プログラム細胞死)の調節に関与 |
知っておきたいポイント:20代をピークに減少
体内のグルタチオン濃度は20代をピークに、加齢とともに減少していきます。さらに、紫外線・ストレス・喫煙・飲酒・睡眠不足・過度な運動なども消費を加速させる要因です。グルタチオンが減少すると、肌のくすみ・シミだけでなく、全身の酸化ストレスが増大し、疲労感やさまざまな疾患リスクの上昇につながるとされています。
日本ではグルタチオンは日本薬局方に収載された医薬品成分であり、古くから薬物中毒、金属中毒、妊娠悪阻(つわり)、慢性肝疾患などの保険診療にも使用されてきた安全性の高い物質です。
3. グルタチオンが肌を白くする3つの医学的メカニズム
白玉点滴による美白効果は、「なんとなく白くなる」という曖昧なものではありません。グルタチオンがメラニン合成に介入する明確な分子メカニズムが複数の研究で明らかにされています。
メカニズム① チロシナーゼの直接阻害
メラニン生成の最初のステップで重要な役割を果たすのが、チロシナーゼという酵素です。チロシナーゼはアミノ酸のL-チロシンをL-DOPA、さらにドーパキノンへと変換し、メラニン合成のスイッチを入れる律速酵素(rate-limiting enzyme)です。
グルタチオンは、自身のチオール基(-SH)をチロシナーゼの活性部位にある銅イオンに結合させることで、酵素活性を直接的に阻害します。これにより、メラニン合成の「出発点」がブロックされ、そもそもメラニンが作られにくくなります。
この阻害機構は、美白成分として知られるコウジ酸やアルブチン、ハイドロキノンと共通するメカニズムですが、グルタチオンは体内のさまざまな細胞でもともと機能している生体内物質であるため、より生理的なアプローチといえます。
メカニズム② ユーメラニンからフェオメラニンへの「スイッチング」
ヒトの皮膚には2種類のメラニンが存在します。
ユーメラニン(eumelanin)― 黒色〜褐色のメラニン。日本人の肌や髪の色を主に決定する色素
フェオメラニン(pheomelanin)― 黄色〜赤色の明るいメラニン。北欧系の方に多い色素
この2種類のメラニンの比率が、肌の色調を大きく左右します。フェオメラニンの割合が高いほど、肌は明るいトーンになります。
グルタチオンやその構成アミノ酸であるシステインは、メラニン合成の中間体であるドーパキノンと結合してシステイニルドーパを形成し、フェオメラニンの合成経路を活性化します。つまり、メラニンが作られるとしても「黒いメラニン」ではなく「明るい色のメラニン」に切り替えられるのです。
この「メラニンスイッチング」こそが、白玉点滴が「メラニンを作らせない」だけでなく「メラニンを黒くさせない」という二重の美白メカニズムをもつ理由です。
メカニズム③ 活性酸素の消去による間接的メラニン抑制
紫外線が皮膚に当たると、表皮で活性酸素種(ROS)が大量に発生します。ROSはメラノサイトを刺激してチロシナーゼを活性化し、メラニン産生を亢進させます。さらに、生成されたメラニン前駆体が光酸化されると色素沈着が長期化します。
グルタチオンは強力なフリーラジカルスカベンジャーとして、過酸化水素(H₂O₂)や脂質過酸化物を還元・無毒化し、紫外線誘発のメラニン生成カスケードを根本から抑制します。
さらに、グルタチオンは酸化したビタミンC(酸化型アスコルビン酸)やビタミンE(酸化型トコフェロール)を還元型に再生する能力をもち、体内の抗酸化ネットワーク全体の機能を維持します。白玉点滴にビタミンCを併用する意義は、このグルタチオン−ビタミンC間の相乗的な抗酸化サイクルにあります。
| No. | メカニズム | 作用点 | 結果 |
|---|---|---|---|
| ① | チロシナーゼ直接阻害 | 酵素の銅含有活性部位 | メラニン合成そのものを抑制 |
| ② | メラニンスイッチング | ドーパキノン→システイニルドーパ経路 | 黒色メラニン→明色メラニンに変換 |
| ③ | 活性酸素消去 | 紫外線由来のROS・過酸化脂質 | メラノサイト刺激を上流で遮断 |
4. 美白だけじゃない ― グルタチオンの全身への作用
グルタチオンの魅力は、美白効果だけにとどまりません。体内のほぼすべての細胞に存在するこの物質は、全身のさまざまな機能を支えています。
肝機能サポート・デトックス効果
肝臓は体内最大の解毒臓器であり、アルコール・薬物・環境化学物質の無毒化において中心的な役割を果たしています。このプロセスで不可欠なのがグルタチオンです。有害物質はグルタチオンS-トランスフェラーゼ(GST)の触媒により「グルタチオン抱合体」として水溶性に変換され、腎臓から尿として排出されます。
特にアルコール代謝では、二日酔いの原因物質であるアセトアルデヒドの分解をサポートし、飲酒後の肝臓への負担を軽減します。日本では古くからグルタチオン製剤が慢性肝疾患や宿酔(二日酔い)の保険適用薬として使用されてきた歴史があります。
疲労回復・エネルギー代謝の改善
グルタチオンはミトコンドリアの機能維持に関与しており、細胞のエネルギー産生(ATP合成)を支えています。グルタチオン濃度が低下すると、ミトコンドリアが酸化ストレスにさらされてエネルギー産生効率が低下し、慢性的な疲労感の一因となります。高濃度グルタチオンの点滴補充により、ミトコンドリア機能が改善し、疲労回復やパフォーマンスの向上が期待されます。
免疫機能の調節・抗アレルギー作用
グルタチオンはリンパ球やNK(ナチュラルキラー)細胞の増殖・活性化を支え、感染防御を強化します。同時に抗炎症作用によってアレルギー反応を調節し、じんま疹や湿疹、慢性皮膚炎の症状軽減にも寄与するとされています。このため、美白目的だけでなく肌荒れ改善を期待して白玉点滴を受けられる方もいらっしゃいます。
エイジングケア(抗老化作用)
加齢に伴う酸化ストレスの蓄積は、シワ・たるみ・肌質の低下だけでなく、動脈硬化、糖尿病、白内障などの全身的な老化現象に関与しています。グルタチオンは過酸化脂質を直接還元するほか、ビタミンCやビタミンEなど他の抗酸化物質を再活性化する「抗酸化ネットワークの司令塔」として機能します。Weschawalit らの臨床試験では、グルタチオンの継続摂取により皮膚の弾力性が改善し、シワの減少が報告されています。
神経保護・パーキンソン病への応用
グルタチオンは脳にとっても最重要の抗酸化物質です。パーキンソン病患者の脳内(黒質)ではグルタチオン濃度が健常者に比べて40〜50%も低下していることが報告されており、米国やイタリアを中心に高用量グルタチオン点滴療法の臨床研究が進められています。
この知見は「美容のための白玉点滴が、脳の健康維持にも寄与する可能性がある」ことを示唆しています。詳しくは次のセクションで解説いたします。
日本での保険適用疾患
日本国内では、グルタチオンは薬物中毒・金属中毒・妊娠悪阻(つわり)・晩期妊娠中毒・慢性肝疾患・放射線による白血球減少・宿酔(二日酔い)などの治療に保険適用されています。40年以上の使用実績があり、妊婦にも使用できるほど安全性が確認された医薬品です。
5. グルタチオンとパーキンソン病 ― 脳を守る「盾」としての役割
美容クリニックのブログで「パーキンソン病」と聞くと意外に思われるかもしれません。しかし、白玉点滴の主成分であるグルタチオンが、肌だけでなく脳神経の保護にも深く関わっていることは、グルタチオンの”本当の実力”を知るうえで非常に重要なポイントです。
実際、グルタチオンの点滴療法が最初に世界的な注目を浴びたきっかけは、美白ではなくパーキンソン病の症状改善でした。この事実は、白玉点滴がただの「美白点滴」ではなく、全身の健康と若々しさを支える本格的な医療行為であることを物語っています。
パーキンソン病とは?
パーキンソン病は、脳の中脳にある「黒質(こくしつ)」と呼ばれる領域のドーパミン神経細胞が徐々に失われていく進行性の神経変性疾患です。ドーパミンは体の動きをスムーズに調整する神経伝達物質で、これが減少することで以下のような特徴的な運動症状が現れます。
手足のふるえ(振戦) ― 安静時に手がふるえる。運動時には軽減する特徴がある
筋肉のこわばり(筋固縮) ― 手足や体幹の筋肉が硬くなる
動作緩慢(ブラジキネジア) ― 動きが遅くなり、日常動作がスムーズにできなくなる
姿勢保持障害 ― バランスが悪くなり、転倒しやすくなる
日本では人口10万人あたり約100〜150人、65歳以上では約200人の有病率と推定されており、アルツハイマー病に次ぐ頻度の高い神経変性疾患です。現在の標準治療であるL-ドーパ(レボドパ)はドーパミンを補充する薬ですが、効果は対症的・一時的であり、病気の進行そのものを止める治療法は確立されていません。
パーキンソン病の脳で何が起こっているのか? ― 「黒質のグルタチオン枯渇」
パーキンソン病と酸化ストレスの関連は、1980年代から研究されてきました。複数の病理学的研究により、パーキンソン病患者の脳には以下のような異常が確認されています。
| 病理所見 | 意味するもの |
|---|---|
| 黒質のグルタチオン濃度が40〜50%低下 | 脳の抗酸化防御が著しく弱体化し、神経細胞が酸化ダメージに対して無防備な状態に |
| 黒質の鉄イオン濃度が上昇 | 過剰な鉄が活性酸素の発生源となり、酸化ストレスをさらに増幅 |
| ミトコンドリア呼吸鎖複合体Iの活性低下 | 細胞のエネルギー工場が機能不全に。グルタチオン枯渇がこの機能障害を引き起こす可能性 |
| 脂質過酸化・タンパク質酸化・DNA酸化の亢進 | 神経細胞の構成成分が広範に酸化ダメージを受けている証拠 |
重要な発見:グルタチオン低下は「最も初期」の変化
特に注目すべきは、グルタチオンの低下がパーキンソン病の「最も初期の段階」から認められるという点です。まだ運動症状が現れる前の段階である「偶発性レビー小体病(Incidental Lewy body disease)」の脳でもすでにグルタチオンの減少が確認されています。これは、グルタチオンの枯渇がパーキンソン病の「結果」ではなく「原因に近い初期変化」である可能性を示唆しています(Perry et al., Sian et al.)。
グルタチオンはなぜパーキンソン病に効果的なのか? ― 5つの作用機序
グルタチオン点滴がパーキンソン病の症状を改善するメカニズムは、単純に「一つの作用」ではなく、複数の経路が複合的に関与していると考えられています。
作用機序① 黒質の酸化ストレスを直接軽減
グルタチオンは脳内で最も重要な抗酸化物質であり、神経細胞内で絶えず発生する活性酸素(過酸化水素・ヒドロキシラジカル・スーパーオキシド)を捕捉・中和します。パーキンソン病では黒質のグルタチオンが枯渇しているため、外部からグルタチオンを補充することで、ドーパミン神経細胞を酸化ダメージから直接保護します。
これは、いわば「錆びかけた配管に防錆剤を注入する」ようなもの。脳の”サビ止め”としてグルタチオンが機能するのです。
作用機序② ミトコンドリア機能の回復
ドーパミン神経細胞のミトコンドリア(細胞のエネルギー工場)は、パーキンソン病で特異的に障害されます。研究では、グルタチオンの枯渇がミトコンドリア呼吸鎖複合体Iの活性低下を引き起こすことが示されています。グルタチオンを補充することで、ミトコンドリア機能が回復し、神経細胞のエネルギー産生が改善されます。
これは美白でいうところの「肌細胞のターンオーバーを支えるエネルギーの回復」と本質的に同じメカニズム――グルタチオンは「細胞レベルのエネルギー危機」を救う物質なのです。
作用機序③ ドーパミン受容体の感受性を向上
米国でパーキンソン病へのグルタチオン点滴を積極的に行ってきたDr. David Perlmutterは、グルタチオンがドーパミン受容体の感受性を高める作用があると報告しています。これは、残存するドーパミンの「効き目」を増強する効果であり、L-ドーパなどの標準治療薬との相乗効果が期待されます。
わかりやすく言えば、「少なくなったドーパミンという信号を、受け手のアンテナの感度を上げることで拾いやすくする」イメージです。
作用機序④ 鉄による細胞死(フェロトーシス)の抑制
近年の研究では、パーキンソン病における神経細胞死のメカニズムとして「フェロトーシス(ferroptosis)」という鉄依存性の細胞死経路が注目されています。黒質に蓄積した過剰な鉄イオンが、脂質の過酸化を引き起こし、細胞膜を破壊して神経細胞を死に至らしめます。
グルタチオンはフェロトーシスの内因性の抑制因子として働きます。グルタチオンが十分に存在すれば、グルタチオンペルオキシダーゼ(GPX4)が脂質過酸化物を無毒化し、フェロトーシスの実行を食い止めることができます。
作用機序⑤ 神経炎症の抑制
グルタチオンの枯渇は、脳内の免疫細胞であるミクログリアやアストロサイトの活性化を引き起こし、TNF-α、IL-1β、IL-6などの炎症性サイトカインの放出を促進します。この神経炎症がさらにドーパミン神経細胞を傷害するという「悪循環」が形成されます。
グルタチオンを補充することで、この炎症カスケードを上流で抑制し、「酸化ストレス → 炎症 → 神経細胞死 → さらなる酸化ストレス」の悪循環を断ち切ることが期待されます。
| No. | 作用機序 | わかりやすく言うと |
|---|---|---|
| ① | 活性酸素の直接消去 | 脳のサビ止め。神経細胞の酸化ダメージを防ぐ |
| ② | ミトコンドリア機能回復 | 細胞のエネルギー工場を修理して動力を取り戻す |
| ③ | ドーパミン受容体の感受性向上 | 減ったドーパミンの信号をキャッチするアンテナ感度を上げる |
| ④ | フェロトーシスの抑制 | 鉄が引き起こす細胞の「自壊」にブレーキをかける |
| ⑤ | 神経炎症の抑制 | 脳の中の炎症の悪循環を上流で断ち切る |
臨床での実績 ― イタリア・米国から日本へ
グルタチオン点滴によるパーキンソン病治療は、以下のような経緯で世界に広まりました。
イタリア・Sassari大学での発見
パーキンソン病患者の脳内グルタチオン欠乏に着目し、グルタチオンを点滴投与。症状の顕著な改善が認められ、この治療法が世界的に注目されるきっかけとなりました。
米国・Dr. David Perlmutterによる普及
神経内科医であるDr. Perlmutterがこの治療法を積極的に実施し、多数の症例で手足のふるえの軽減、歩行機能の改善、すくみ足の消失などを報告。現在では米国の多くの統合医療施設で実施されています。南フロリダ大学でも臨床研究が進行中です。
日本での応用
日本でも点滴療法研究会を中心に数百を超える医療機関でパーキンソン病に対するグルタチオン点滴療法が実施されています。同研究会の調査では、約60%のケースで症状改善の効果が報告されています。さらに、レビー小体型認知症や進行性核上性麻痺などの関連疾患にも応用が広がっています。
臨床試験によるエビデンス
Hauser et al.の無作為化比較試験(RCT)では、パーキンソン病患者へのグルタチオン静脈内投与の安全性が確認されています。また、Mischley et al.の臨床研究では、全血中のグルタチオン濃度とパーキンソン病の重症度に負の相関(グルタチオンが低いほど重症)があることが実証されました。
報告されている具体的な改善効果
・手足のふるえ(振戦)の軽減
・筋肉や関節のこわばりの緩和
・歩行機能の改善(すくみ足の消失、方向転換がスムーズに)
・バランス感覚の改善
・抑うつ症状の緩和(セロトニン受容体の感受性向上による可能性)
・日常生活動作(ADL)全般の向上
※有効例の多くは、初回または2回目の点滴直後から改善を実感すると報告されています。ただし、効果には個人差があり、すべての患者に有効というわけではありません。
「美白」と「脳の健康」― グルタチオンがつなぐ2つの価値
白玉点滴で美肌を目指すことは、同時にグルタチオンという脳を守る「盾」を補充することでもあります。肌のアンチエイジングを意識するのと同じように、脳のアンチエイジングにも目を向けること――それが、グルタチオンという一つの物質でつながっているのです。
美白のために定期的に白玉点滴を続けることが、結果として全身の抗酸化力を高め、肝臓を守り、脳神経を保護し、「若々しさ」を内側から支える健康投資にもなる。これこそがグルタチオンという物質の真の魅力であり、白玉点滴が単なる流行の美容施術ではない理由です。
ご注意ください
当院の白玉点滴は美容目的(美白・エイジングケア)として提供しており、パーキンソン病の治療を目的としたものではありません。パーキンソン病やその疑いのある方は、神経内科の専門医への受診をお勧めいたします。本セクションは、グルタチオンの医学的な価値を多角的にお伝えする目的で記載しております。
6. 研究エビデンス ― グルタチオンの有効性を示す臨床試験
「本当に効果があるの?」という疑問にお答えするため、グルタチオンの美白効果を検証した代表的な臨床研究をまとめます。
| 研究 | 対象・方法 | 主な結果 |
|---|---|---|
| Arjinpathana & Asawanonda (2012) | RCT、経口GSH 500mg/日 vs プラセボ、4週間、タイ人女性60名 | GSH群で日光露出部位・非露出部位ともにメラニン指数が有意に低下 |
| Weschawalit et al. (2017) | RCT二重盲検、経口GSH 250mg/日 vs プラセボ、12週間、健常女性 | GSH群で複数部位のメラニン指数が有意に減少。皮膚の弾力性向上、シワの減少も確認 |
| Watanabe et al. (2014) | RCT二重盲検、外用GSSG 2% vs プラセボ、10週間、フィリピン人女性30名 | GSSG群で顔面メラニン指数が有意に低下。保湿性・肌のなめらかさも改善 |
| Zubair et al. (2016) | RCT、静脈注射GSH 1200mg 週2回 vs プラセボ、6週間 | GSH群37.5%で肌の明度向上を実感(プラセボ群18.5%) |
| 国内添付文書データ | 国内臨床試験、肝斑患者146例 | 有効率59.6%(146例中87例)。難治性の肝斑に対して注目すべき結果 |
エビデンスの読み方
上記の臨床試験はいずれも比較的小規模な研究であり、大規模なランダム化比較試験のエビデンスはまだ限られています。しかし複数の研究で一貫してメラニン指数の低下が認められていることは、グルタチオンの美白効果の科学的な裏づけとなっています。効果の出方には個人差があるため、医師と相談しながら継続的な治療計画を立てることが重要です。
7. なぜ「点滴」なのか? ― 経口摂取との決定的な違い
「グルタチオンのサプリメントを飲めば同じでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、グルタチオンの投与経路には大きな差があります。
| 比較項目 | 経口摂取(サプリメント等) | 静脈内点滴(白玉点滴) |
|---|---|---|
| バイオアベイラビリティ | 低い(消化管で分解されやすい) | 100%(血管に直接投与) |
| 血中濃度の上昇 | 緩やか・不安定 | 速やかに高濃度に到達 |
| 投与量 | 数百mg程度が限界 | 1200mg以上の高用量が可能 |
| 効果実感 | 数ヶ月以上の継続が必要 | 早い方で数回から変化を実感 |
| 全身分布 | 限定的 | 全身の細胞に到達(頭皮・耳・白目なども含む) |
グルタチオンはトリペプチドであるため、消化管内のペプチダーゼによって個々のアミノ酸に分解されやすく、経口摂取では十分な血中濃度を確保することが困難です。点滴による直接的な血管内投与により、消化管の分解を完全にバイパスし、高濃度のグルタチオンを速やかに全身の細胞に届けることができます。
特に美白効果を実感したい場合は1000mg以上の高用量投与が推奨されており、このレベルの投与量を安全かつ確実に達成できるのは点滴療法です。
8. 当院の白玉点滴 ― タチオン1200mg配合
五良会クリニック白金高輪 2F美容皮膚科では、タチオン1200mg(グルタチオン1200mg)を配合した白玉点滴をご提供しております。
白玉点滴
高濃度グルタチオン(タチオン1200mg)配合
所要時間 約30〜40分 / 自費診療
当院の白玉点滴の特長
1. 医師によるカウンセリング
初回は医師が問診を行い、肌のお悩み・体調・既往歴などを確認した上で、最適な治療プランをご提案いたします。
2. 高用量1200mg配合
美白効果が期待される1000mg以上の基準を満たす1200mgを標準配合。しっかりとグルタチオンを補給したい方にも対応しています。
3. 土日祝も施術可能
当院2F美容皮膚科は土日祝日も診療しております。お仕事帰りの平日はもちろん、週末のリフレッシュとしてもご利用いただけます。
4. 保険診療との連携
当院1Fは内科・消化器内科・血液内科・小児科の保険診療を行っており、総合的な健康管理と美容ケアを同一施設内で受けることが可能です。肝機能データなどの血液検査結果をもとに、より個別化された美容点滴プランをご提案できます。

9. 組み合わせで効果アップ ― 当院の美容メニューとの相乗効果
白玉点滴は単独でも効果が期待できますが、他の施術と組み合わせることで相乗効果が得られます。当院で人気の組み合わせをご紹介します。
| 組み合わせメニュー | 期待される相乗効果 |
|---|---|
| 白玉点滴 + 高濃度ビタミンC点滴 | グルタチオンが酸化型ビタミンCを還元型に再生し、美白・抗酸化効果を最大化。両者の抗酸化ネットワークが同時に稼働する最強の組み合わせ |
| 白玉点滴 + PicoWay(ピコレーザー) | ピコレーザーでシミ・肝斑を外側からアプローチし、白玉点滴でメラニン生成を内側から抑制。レーザー治療後の色素沈着(PIH)予防にも |
| 白玉点滴 + ケアシス(エレクトロポレーション) | 白玉点滴で全身の内側からケアしながら、ケアシスで美白成分やトラネキサム酸を経皮的に導入し、肌表面からも透明感をアプローチ |
| 白玉点滴 + ハイドラフェイシャル | ハイドラフェイシャルで毛穴の汚れ・古い角質を除去して肌のターンオーバーを促進し、白玉点滴の有効成分が行き届きやすい肌環境に整える |
| 白玉点滴 + 美容内服(グルタチオン錠・シナール・ハイチオール) | 点滴のインターバル期間中も、内服薬で抗酸化・メラニン抑制を継続。点滴の即効性と内服の持続性を組み合わせた維持療法 |
10. 施術の流れ・頻度・ダウンタイム
施術の流れ
ご予約・ご来院
WEB予約・LINE予約・お電話にてご予約ください。初回の方はカウンセリングのお時間をいただきます。
医師によるカウンセリング
肌のお悩み、体調、アレルギー・既往歴を確認し、治療プランをご説明いたします。
点滴施行
リラックスした状態で点滴を受けていただきます。所要時間は約30〜40分です。
施術後・お会計
施術直後からメイクや日常生活に制限はありません。そのままお帰りいただけます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 施術時間 | 約30〜40分 |
| 推奨頻度 | 初期集中期:1〜2週間に1回 × 5〜10回 メンテナンス期:月1〜2回 |
| 効果実感の目安 | 早い方で2〜3回目から肌のトーンアップを実感。5〜10回程度の継続で周囲からも気づかれる変化を感じる方が多い(個人差あり) |
| ダウンタイム | なし(施術直後からメイク・入浴・運動いずれも可能) |
| 副作用・リスク | 注射部位の軽度の痛み・内出血(まれ)。ごくまれに一時的な頭痛・吐き気が生じることがありますが、いずれも一過性です |
11. よくあるご質問(FAQ)
Q. 白玉点滴は何回くらいで効果を感じますか?
A. 効果の感じ方には個人差があります。早い方では2〜3回目から「肌の調子がいい」「透明感が出てきた」と実感される方もいらっしゃいます。美白効果を明確に実感するには、1〜2週間に1回のペースで5〜10回程度の継続をおすすめしています。医師が肌の状態を見ながら、最適な治療回数をご案内いたします。
Q. シミは消えますか?
A. 白玉点滴はメラニン生成を抑制し、今後のシミの発生を予防する効果が期待されます。ただし、すでに定着したシミを白玉点滴のみで完全に消すことは難しい場合もあります。当院ではPicoWay(ピコレーザー)やIPL光治療と白玉点滴を組み合わせることで、「外側からシミを分解 + 内側からメラニン生成を抑制」という包括的なシミ治療をご提案しています。
Q. 副作用や危険性はありますか?
A. グルタチオンはもともと体内に存在する生体内物質であり、安全性の高い成分です。日本では40年以上前から保険適用の医薬品として使用されてきた実績があります。妊娠悪阻(つわり)にも使用されるほど安全性が認められています。まれに注射部位の痛みや内出血、ごくまれに一時的な頭痛や吐き気が生じることがありますが、いずれも一過性で速やかに回復します。
Q. 白玉点滴をやめたら元に戻りますか?
A. 白玉点滴の効果は永続的ではなく、やめると体内のグルタチオン濃度は徐々に本来の水準に戻ります。そのため、透明感のある肌を維持するには定期的な施術の継続が推奨されます。インターバル期間中にグルタチオンの内服薬や美容内服を併用することで、効果の持続をサポートすることも可能です。
Q. 白玉点滴で白髪が増えることはありますか?
A. 白玉点滴で白髪が増えるという科学的なエビデンスはありません。毛髪のメラニンと皮膚のメラニンは生成機序が一部共通していますが、白玉点滴の投与量で毛髪のメラノサイト機能に臨床的な影響を及ぼすことは報告されていません。ご安心ください。
Q. 他の美容施術と同日に受けられますか?
A. はい、可能です。白玉点滴はレーザー治療、ケアシス(エレクトロポレーション)、ハイドラフェイシャル、ボトックス注射など多くの美容施術と同日に組み合わせてお受けいただけます。特に高濃度ビタミンC点滴との同時施行は、抗酸化効果の相乗作用が期待されるため人気の組み合わせです。
Q. 初めてでも安心して受けられますか?
A. はい、初めての方にも安心してお受けいただけます。当院では初回に医師がカウンセリングを行い、体調やお悩みに合わせた治療計画を丁寧にご説明いたします。施術中もスタッフが見守りますので、体調の変化があればすぐに対応いたします。不安な点がございましたら、何でもお気軽にご相談ください。
まとめ
白玉点滴は、体内の「マスター抗酸化物質」であるグルタチオンを高濃度で直接補給する美容点滴です。その効果は、単なる美白にとどまらず、肝機能サポート、疲労回復、免疫調節、エイジングケアと全身に及びます。
グルタチオンはチロシナーゼ阻害、メラニンスイッチング、活性酸素消去という3つの科学的メカニズムを通じて肌の明度を向上させ、透明感のある白玉のような肌へと導きます。
さらに注目すべきは、グルタチオンが脳の健康維持にも深く関わっているという事実です。パーキンソン病患者の脳ではグルタチオンが著しく減少しており、その補充が症状改善に寄与するという研究が世界的に進められています。美白のための白玉点滴を続けることは、結果として脳神経の保護にもつながる可能性がある――グルタチオンは「肌の美しさ」と「脳の若々しさ」を同時に支える唯一無二の物質なのです。
「内側から輝く肌」を目指したい方、全身のアンチエイジングをお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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