【新設】日曜・祝日の特別外来「AGEs外来」開始のお知らせ|五良会クリニック白金高輪|白金高輪の美容皮膚科、美容外科、医療痩身|土日も診療

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【新設】日曜・祝日の特別外来「AGEs外来」開始のお知らせ|五良会クリニック白金高輪|白金高輪の美容皮膚科、美容外科、医療痩身|土日も診療

【新設】日曜・祝日の特別外来「AGEs外来」開始のお知らせ


五良会クリニック白金高輪(2階 美容皮膚科・アンチエイジング外来)では、日曜・祝日限定の特別外来「AGEs外来」を開設しています。
担当するのは理事長・五藤良将(日本抗加齢医学会専門医/日本糖尿病協会登録医)。
「なぜ同じ年齢なのに、見た目の老け方がこんなに違うのか?」——その答えの一つが、体内に蓄積した AGEs(終末糖化産物)です。
本記事では、AGEs の最新科学を丁寧に解説し、当院での検査・ケアの内容をご紹介します。

AGEs(終末糖化産物)とは何か

AGEs(Advanced Glycation End Products/終末糖化産物)とは、たんぱく質・脂質・核酸と還元糖(ブドウ糖・果糖など)が非酵素的に結合して生じる物質群の総称です。一度形成されると体内の分解酵素では除去しにくく、皮膚のコラーゲンや血管壁・神経組織に長年にわたって蓄積し続けます。

院長コラム

昭和医科大学の山岸昌一教授(糖尿病・代謝・内分泌内科)は AGEs 研究の世界的権威であり、2025年の ScholarGPS 評価で「終末糖化産物分野 世界第2位」に選出されています。山岸教授らは血液中 AGEs の測定法を世界で初めて確立し、6,000名超の AGEs 値を計測することで「AGEs 高値=老化・生活習慣病の進行」という臨床的相関を明らかにしてきました。当院 AGEs 外来は、この最新知見をもとに構築しています。

現在、ヒトの皮膚組織からは約 20 種類もの AGEs が検出されています。なかでも研究が進んでいる主要な AGEs は以下の通りです。

AGEs 名 特徴 主な影響
ペントシジン(Pentosidine) 蛍光性・架橋型。コラーゲンとエラスチンに蓄積。UVA で活性酸素を発生させる光増感物質にもなる 皮膚弾力低下・骨質劣化・骨折リスク上昇
CML(Nε-カルボキシメチルリジン) 非蛍光性・非架橋型。最もよく研究された AGE。食品中にも大量に含まれる RAGE 活性化・炎症促進・動脈硬化
グルコセパン(Glucosepane) 加齢とともに最も大量に蓄積する架橋型 AGE コラーゲン架橋・皮膚硬化・血管硬化
ピラリン(Pyrraline) 加熱食品(特に高温調理)に多い外因性 AGE 皮膚への直接的な糖化ストレス

糖化反応(マイヤール反応)のしくみ

AGEs の生成過程は「マイヤール反応」と呼ばれます。食品科学では焼き色・香ばしさの原因として知られますが、体内でも同じ反応が起きています。

豆知識:マイヤール反応の3ステップ

  1. シッフ塩基の形成(可逆的):グルコースのアルデヒド基がたんぱく質のリジン・アルギニンのアミノ基と結合
  2. アマドリ産物への転位(可逆的):より安定したケトアミン構造に変化。HbA1c はこのアマドリ産物の一種
  3. AGEs への変換(不可逆的):酸化・脱水・重合などを経て多種類の AGEs が生成。ここから先は元に戻せない

重要なのは③が不可逆的という点です。HbA1c(糖化ヘモグロビン)は 2〜3 ヶ月で赤血球とともに入れ替わりますが、コラーゲンのターンオーバーは数年〜十数年単位です。一度コラーゲンに結合した AGEs は事実上除去できず、架橋(クロスリンク)として永続的に組織を硬化させていきます。

AGEs の蓄積を加速させる主な要因は以下の通りです。

  • 高血糖・インスリン抵抗性(糖尿病・メタボリックシンドローム)
  • 酸化ストレス(紫外線、喫煙、大気汚染、過度の運動)
  • 高 AGEs 食品の摂取(揚げ物・焦げた食品・加工食品)
  • 慢性的な精神ストレス(山岸教授らの研究で AGEs 蓄積との関連が示唆)
  • 加齢そのもの(加齢とともに内因性生成量が増加)

AGEs と皮膚老化——しみ・しわ・くすみとの関係

皮膚の若々しさを支えているのは、真皮を占めるコラーゲン線維(約 75%)とエラスチン線維です。これらは線維芽細胞が産生し、スプリングのように皮膚の弾力・ハリを維持しています。AGEs がこれらに架橋をかけると、以下のような変化が起こります。

標的構造 AGEs による変化 臨床的な見た目
コラーゲン(Ⅰ型・Ⅲ型) 架橋により繊維が硬直・絡み合い。MMP(コラゲナーゼ)による正常分解も阻害される ハリ・弾力の低下、深いしわ
エラスチン線維 弾性喪失。変性したエラスチンが蓄積(弾性線維症) 皮膚のたるみ・くすみ
線維芽細胞 RAGE 活性化→酸化ストレス増加→コラーゲン新生の抑制 自己修復力の低下
メラノサイト・ケラチノサイト AGEs がメラニン産生を刺激。ペントシジンは UVA 当たりで ROS を生成する光増感物質として機能 しみ・くすみ・黄ばみ(糖化黄変)
皮膚バリア(表皮) 炎症性サイトカイン上昇→バリア機能低下 乾燥・敏感肌・ニキビの悪化

注目の研究知見

2025年に Frontiers in Aging 誌に掲載されたレビューは、糖化ストレスが皮膚のセネセンス(細胞老化)を引き起こし、炎症性サイトカインを放出する「SASP(老化関連分泌表現型)」を誘導することを報告しています。これは「AGEs が局所の炎症を通じて周囲の正常細胞をも老化させる」という連鎖的な皮膚老化のメカニズムです。皮膚の糖化は、美容医学において酸化ストレス・光老化と並ぶ第三の老化機序として注目されています。
(Frontiers in Aging, 2025; Synthetic and Natural Agents Targeting AGEs for Skin Anti-Aging, PMC 2025)

さらに注目すべきは、皮膚の「黄ばみ(糖化黄変)」との関係です。AGEs は黄褐色〜褐色を呈する物質が多く、コラーゲンに蓄積すると皮膚全体に透明感のない黄ぐすみをもたらします。これは肌トーンを下げる大きな要因であり、レーザー治療で取れないくすみのほとんどが、実はこの糖化黄変に起因している可能性があります。

AGEs と全身疾患——動脈硬化・認知症・骨折リスク

AGEs の影響は皮膚にとどまりません。山岸教授らをはじめとする世界中の研究チームが、AGEs と多彩な疾患との関連を明らかにしています。

疾患・状態 AGEs との関係(エビデンス)
動脈硬化・心筋梗塞 血管コラーゲンへの架橋→血管壁の硬化(血管老化)。LDL 受容体への AGE 化→マクロファージの泡沫細胞化→粥状プラーク形成。山岸教授らは AGE-RAGE 軸が酸化ストレスと炎症を介して動脈硬化を進展させる機序を解明(J-GLOBAL 掲載)
糖尿病性合併症 腎症・網膜症・神経障害のいずれにおいても AGEs-RAGE 経路の関与が確立。山岸教授らは、SGLT2 阻害薬エンパグリフロジンが AGE-RAGE 軸をブロックすることで肥満 2 型糖尿病マウスの腎・代謝障害を改善することを報告(Mol Med, 2025)
アルツハイマー型認知症 脳内 RAGE の活性化→βアミロイドの産生・蓄積促進。AGEs がアミロイド班の形成を加速させる機序が提唱されている(Thorpe & Baynes, 1996 以降多数)
骨折・運動器障害 山岸教授らと久留米大学の共同研究(Rejuvenation Research 掲載)が日本人一般住民を対象に調査し、AGEs 高値者は転倒・骨折リスクが有意に高いことを世界で初めて実証。骨質は骨密度(骨量)だけでなく「コラーゲン架橋の質」にも依存するため、AGEs による架橋劣化が骨脆弱性をもたらす
男性不妊 山岸教授ら(昭和大学・Intl J Mol Sci, 2024)は、AGE を阻害する核酸医薬品(RAGE アプタマー)が糖尿病モデルマウスの精子数減少・運動機能低下を回復させることを世界初報告。食習慣による AGEs 蓄積が男性不妊の一因となる可能性
精神ストレスと AGEs 山岸教授らの研究で、精神的ストレスが AGEs 蓄積を促すことが報告されており、逆に「よく笑う人は AGEs が低値」であることも同共同研究で明らかにされている

RAGE 受容体:炎症の増幅装置

AGEs 自体の組織蓄積による直接的な構造障害(架橋・硬化)に加えて、AGEs は細胞膜上の受容体 RAGE(Receptor for Advanced Glycation End Products)に結合することで、細胞内に強力な炎症シグナルを送り込みます。

RAGE シグナル伝達カスケード

AGEs → RAGE → NF-κB 活性化 → 炎症性サイトカイン(TNF-α, IL-6, IL-1β)放出 → 酸化ストレス増大 → さらなる AGEs 産生の加速

この「悪循環ループ」が一度確立されると、血糖値が正常化しても炎症が持続します。山岸教授の研究グループは、RAGE アプタマー(核酸医薬品)によってこの経路をブロックする革新的治療法の開発を進めており、敗血症・ARDS・悪性黒色腫など多疾患への応用が期待されています(KAKEN 採択研究、2023〜2026年度)。

RAGE は皮膚の線維芽細胞・ケラチノサイト・血管内皮細胞にも発現しており、皮膚老化への関与が皮膚科学領域でも強く示唆されています。美容医療においても、単に外から施術を重ねるだけでなく、体内の AGEs-RAGE 軸を抑制することが根本的なアンチエイジングになりうるのです。

AGEs 測定——痛みのない非侵襲スキャン

「自分の体内に AGEs がどのくらい蓄積しているか」は、皮膚蛍光測定(Skin Auto-Fluorescence:SAF)法により痛みなく約 1 分で計測できます。

測定の原理

ペントシジンをはじめとする蛍光性 AGEs は 370nm の近紫外光(励起光)を照射すると 440nm 付近の青色蛍光を発します。この皮膚蛍光強度が体内の AGEs 総蓄積量の良好な代替指標(サロゲートマーカー)となることが、多数の前向き研究で確認されています。採血不要・完全非侵襲で、前腕内側(利き手側)にセンサーを 60 秒程度当てるだけで測定完了です。

SAF 値(AU)の目安 評価 推奨されるアクション
年齢平均値より低い 良好——現在の生活習慣を継続 予防的な生活習慣指導・定期モニタリング
年齢平均値前後 境界——要注意 食事・生活習慣の見直し・サプリメント導入
年齢平均値より有意に高い 高値——積極的介入が必要 血糖・脂質・血圧の精査・専門的管理・追加検査

SAF 値は糖尿病・心血管疾患・認知機能低下・腎機能障害のリスクと正の相関を示すことが複数のコホート研究で確認されており、医師が総合的な老化バイオマーカーとして活用できる信頼性の高い指標です。

エビデンスに基づく AGEs 低減戦略

コラーゲンへの架橋は除去できませんが、新たな AGEs の産生・蓄積を抑制することは十分可能です。以下に当院がすすめる証拠ベースの戦略をまとめます。

① 調理法の最適化——最も効果的な即効策

調理法 温度・特徴 AGEs 量(相対値)
煮る・蒸す・茹でる 100℃以下・水分豊富 低(推奨)
炒める・グリル 150〜200℃ 中(週 2〜3 回程度に)
揚げる・焼く(直火) 200℃超・水分少ない 高(できるだけ控える)
超加工食品・スナック 製造時の高温処理 極高(避けるべき)

また、レモン汁・お酢などの酸(クエン酸・酢酸)を使用した下ごしらえや調味は、マイヤール反応を物理化学的に抑制することが研究で示されています。

② AGEs 抑制が期待できる食品成分・栄養素

成分・食品 作用機序 エビデンスレベル
ビタミン B6(ピリドキサミン) アマドリ産物→AGEs の変換を阻害。最も強力な抗糖化ビタミン 動物実験・ヒト研究あり
スルフォラファン(ブロッコリー) 山岸教授らが AGE-RAGE 系への抑制作用を報告(日本食品化学学会, 2023) 基礎研究レベル
ポリフェノール(緑茶・赤ワイン) 活性カルボニル種(メチルグリオキサール等)を補足・分解 in vitro 研究・一部ヒト研究
カルノシン(鶏むね肉・鰹節) ジペプチドが活性カルボニルを直接トラップ 基礎研究・小規模ヒト研究
αリポ酸 抗酸化・グルコース取り込み改善 糖尿病神経障害での使用実績

③ 生活習慣全般

  • 血糖値スパイクの回避:食事順序(野菜・たんぱく質を先に)、低 GI 食、食後の軽い運動(15〜30 分ウォーキング)
  • 禁煙:喫煙は酸化ストレスを介して AGEs 産生を約 2〜3 倍加速させる
  • 紫外線対策:ペントシジンが光増感物質として働くため、AGEs 高値者は紫外線ダメージが増幅される
  • ストレス管理・笑い:精神ストレスが AGEs 蓄積を促すことが示唆されており、山岸教授らの研究で「よく笑う人は AGEs 低値」という結果が得られている
  • 適度な有酸素運動:インスリン感受性改善・酸化ストレス低下
  • 良質な睡眠:睡眠不足は酸化ストレス増大→AGEs 産生促進

当院 AGEs 外来の内容と費用

五良会クリニック白金高輪 AGEs 外来

担当医師 五藤良将 理事長(日本抗加齢医学会専門医 / 日本糖尿病協会登録医)
外来日時 日曜・祝日 10:00〜15:00(完全予約制)
費用 AGEs 検査:税込 3,000 円 / 初診診察料:別途 税込 3,300 円
予約方法 WEB 予約またはお電話で「AGEs 外来希望」とお伝えください
WEB 予約はこちら | TEL: 03-6432-5656(2F 美容)

外来の流れ

  1. 問診・医師との面談:現在の食生活・生活習慣・既往歴・目標をヒアリング
  2. AGEs 非侵襲スキャン(約 1 分):前腕内側にセンサーを当てるだけ。痛みはまったくありません
  3. 結果の説明と解釈:年齢別参照値と照合し、皮膚老化・全身リスクの観点からわかりやすく解説
  4. 個別化された生活習慣指導:食事・調理法・運動・睡眠・ストレス管理の具体的な改善案を提示
  5. 補助療法のご提案(希望者のみ):D-GS サプリメント/スキンクリームの紹介。高リスク者には追加の血液検査や生活習慣病管理もご相談可能

こんな方におすすめです

  • 「同年代より老けて見える」「肌に黄ぐすみがある」と感じる方
  • 糖尿病・メタボリックシンドロームを指摘された・家族歴がある方
  • 美容医療と予防医療を組み合わせた本質的なアンチエイジングに取り組みたい方
  • レーザーや注入施術の効果を最大化したい方(体内環境を整えることで治療効果が向上)
  • 健康診断で異常値が出ていないが、自分の「体内老化度」が気になる方
  • ご家族に心筋梗塞・認知症・骨折歴がある方

参考文献

  1. Thorpe SR, Baynes JW. Role of the Maillard reaction in diabetes mellitus and diseases of aging. Drugs & Aging. 1996;9(2):69-77. doi:10.2165/00002512-199609020-00001
  2. Matsui T, Sotokawauchi A, Nishino Y, Koga Y, Yamagishi S. Apixaban inhibits progression of experimental diabetic nephropathy by blocking advanced glycation end product–receptor axis. Int J Mol Sci. 2025;26(7):3007. doi:10.3390/ijms26073007
  3. Matsui T, Sotokawauchi A, Nishino Y, Koga Y, Yamagishi SI. Empagliflozin ameliorates renal and metabolic derangements in obese type 2 diabetic mice by blocking advanced glycation end product–receptor axis. Mol Med. 2025;31(1):88. doi:10.1186/s10020-025-01141-6
  4. Mori Y, Terasaki M, Osaka N, et al. DNA aptamer raised against advanced glycation end products improves sperm concentration, motility, and viability by suppressing RAGE-induced oxidative stress and inflammation in testes of diabetic mice. Int J Mol Sci. 2024;25(17). doi:10.3390/ijms25179375
  5. Yamagishi S, et al. Increased urinary levels of pentosidine and frequent laughter are independently associated with fracture risk in community-dwelling Japanese subjects. Rejuvenation Research. [昭和大学プレスリリース, 2025]
  6. Lee YR, Kim SH, et al. Synthetic and natural agents targeting advanced glycation end-products for skin anti-aging: a comprehensive review of experimental and clinical studies. PMC 2025. PMID: [online, collection April 2025]
  7. Ahmed N. Advanced glycation endproducts – role in pathology of diabetic complications. Diabetes Res Clin Pract. 2005;67(1):3-21.
  8. Rinnerthaler M, Bischof J, Streubel MK, Trost A, Richter K. Oxidative stress in aging human skin. Biomolecules. 2015;5(2):545-589.
  9. Danby FW. Nutrition and aging skin: sugar and glycation. Clin Dermatol. 2010;28(4):409-411.
  10. 山岸昌一. AGEs 研究の最前線. メディカルレビュー社.
  11. 山岸昌一. 体は顔から朽ちていく. ダイヤモンド社, 2020.



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