【幹細胞培養上清液とは?】~What is Stem Cell Culture Supernatant?~|五良会クリニック白金高輪|白金高輪の美容皮膚科、美容外科、医療痩身|土日も診療

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【幹細胞培養上清液とは?】~What is Stem Cell Culture Supernatant?~|五良会クリニック白金高輪|白金高輪の美容皮膚科、美容外科、医療痩身|土日も診療

【幹細胞培養上清液とは?】~What is Stem Cell Culture Supernatant?~

【幹細胞培養上清液とは?】

幹細胞培養上清液とは、幹細胞を培養する過程で分泌されるエクソソームや成長因子、サイトカインを豊富に含んだ上清液のことを指します。これを全身または特定の部位に投与することで、加齢やダメージによって衰えた細胞の再生を促し、美容や健康にさまざまな効果をもたらすと考えられています。

 

【当院の特徴:歯髄幹細胞培養上清液の採用】

当院では、日本人の乳歯髄から採取した歯髄幹細胞由来の上清液を使用しています。これは、

・ 純度が高く、安全性が保証されている。
・厚生労働省の生物由来原料基準に基づく厳格な検査をクリア。(GMP(医薬品の製造管理及び品質管理基準)やGCTP(再生医療製品の品質基準)に準拠した施設で製造されております。)
・無菌試験(細菌・真菌の有無を検査)、エンドトキシン試験(毒素の混入を検査)、マイコプラズマ試験(病原性微生物の有無を検査)、ウイルス否定試験(HBs抗原・抗体、HIV抗原抗体、梅毒試験など)を実施している。

といった特長があり、安全性と効果の両面で高品質な治療を提供しています。

【幹細胞培養上清液の特徴と期待される効果】

美容・アンチエイジング効果

健康・エネルギー向上

【腎臓と幹細胞培養上清液】

近年の研究では、幹細胞由来のエクソソームが腎機能の回復に寄与する可能性が示唆されています。特に、慢性腎臓病(CKD)や急性腎障害(AKI)において、幹細胞エクソソームが腎細胞の修復を促し、炎症を抑制する効果が報告されています。

最新の医学的エビデンス

  • 脂肪由来間葉系幹細胞(AMSC)由来のエクソソームは、敗血症誘発性の急性腎障害(AKI)モデルにおいて腎細胞を保護し、SIRT1経路を介して炎症や細胞死を抑制 (Gao, F., et al., 2020. Life Sciences, 117719.)。

【睡眠と幹細胞培養上清液】

幹細胞由来のエクソソームは、神経系やホルモン調整に作用し、睡眠の質を向上させる可能性があります。特に、メラトニン分泌の調整やストレスホルモンの抑制を通じて、不眠症や睡眠障害の改善が期待されています。

最新の医学的エビデンス

【よくある質問】

Q. リスクやダウンタイム・副作用はありますか?

幹細胞由来のエクソソーム治療は一般的に安全と考えられていますが、稀に針穴周辺に腫れや内出血を伴う可能性があります。これは一時的なものであり、通常は数日以内に回復します (Yichen Cai, et al., 2020. Biochimie.)。

またアレルギー反応として、報告は極めて少ないものの、過去にアレルギー反応を経験した方は医師に相談してください (Zhuang, J., et al., 2022. The Journal of Craniofacial Surgery.)。

さらに、ヒト由来の成分を使用するため、治療後は献血ができなくなります。この点については事前に医師と相談することを推奨します。

Q. 治療を受ける際の注意事項や禁忌などありますか?

以下に該当する方は、症状や体調により医師の判断で治療をお断りする場合があります。

  • 現在治療中の疾患がある方

  • アレルギー疾患をお持ちの方

  • 薬剤アレルギーがある方

  • 妊娠中の方

  • 授乳中の方

特に、自己免疫疾患を持つ方や免疫抑制治療を受けている方は、免疫系の過剰反応や予期せぬ副作用が発生する可能性があるため、慎重な対応が必要です (Beretti, F., et al., 2018. BioFactors, 44, 158–167.)。

Q. どの程度のペースで治療を受けられますか?

 個人差はありますが、多くの方は1~3回の治療で効果を実感することができます。初回治療後すぐに何らかの変化を感じる方もいますが、通常は2週間に1回のペースで治療を行い、その後は1ヵ月に1回程度の間隔でメンテナンスを続けるのが一般的です (Fayazi, N., et al., 2021. Molecular Neurobiology, 58, 3494 – 3514.)。

 幹細胞培養上清液の投与ペースは、個々の状態や治療目的により異なります。一般的に、美容目的の場合は 2〜4週間ごと の施術が推奨され、慢性的な疾患の管理には 1〜3ヶ月ごと の継続的な投与が考えられます。医師と相談の上、最適なペースを決定してください。

また、本治療に用いる未承認医薬品等は、医薬品医療機器等法上の承認を得ていないものです。院内調剤(一部外部委託)として適法に調剤し、日本では未承認医薬品を医師の責任において使用することが認められています。