韓国整形の抜糸を日本でする際のリスクと注意点|費用目安とよくある質問を医師が解説
近年、韓国で美容整形手術を受け、抜糸を待たずに帰国する「渡韓整形」が一般的になっています。仕事の都合などで「日本に帰ってから近所のクリニックで抜糸すればいい」と考える方も多いですが、実は他院(特に海外)の抜糸にはリスクが伴います。
本記事では、安心・安全にダウンタイムを終えるために、日本で抜糸をする際の注意点と、事前に準備すべきことを詳しく整理しました。
当院では安全に配慮して丁寧な抜糸を行っておりますが、本記事を参考になさっていただければ幸いです。
1. 日本で抜糸を受ける際のリスクと注意点
韓国で手術を受け、日本で抜糸を行う場合には、主に3つのリスクがあります。
① 執刀医による「最終確認」ができない
抜糸は単に糸を抜く作業ではありません。傷口の癒着具合、感染の有無、左右差など、手術が成功したかを執刀医が診断する重要なステップです。他院の医師では、術前の状態を知らないため、小さな異変に気付けない可能性があります。また、抜糸の段階はまだ傷が完治しているわけではなく、引き続き、傷の経過を見ていくことが望ましいです。
② 抜糸を断られるケースがある
日本のクリニックの多くは、自院で行った手術に対して責任を持っています。他院、特に海外での手術は「どのような処置をされたか不明」なため、トラブル回避の観点から抜糸のみの依頼を断っているクリニックも少なくありません。
③ 責任の所在が曖昧になる
万が一、抜糸後に傷口が開いたり、後から感染(化膿)が発覚したりした場合、韓国のクリニックと日本のクリニックのどちらに責任があるのか判断が難しくなり、適切なアフターケアを受けられない恐れがあります。
2. 日本で抜糸を受ける際に「必ず」準備すべきこと
どうしても日本で抜糸を行う必要がある場合は、以下の3点を必ず準備してください。
手術詳細情報の確保(紹介状など)
日本の医師は、どの部位にどのような糸(ナイロン糸、吸収糸など)が、何針使われているかを知る必要があります。
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韓国のクリニックで「英文または日本語の紹介状(診療情報提供書)」を作成してもらう
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手術部位の指示書や、縫合箇所がわかる写真を用意する
抜糸タイミングの厳守
抜糸が早すぎると傷口が開き、遅すぎると糸が皮膚に食い込んで一生消えない跡になるリスクがあります。韓国の執刀医に「術後何日目に抜糸すべきか」を確認し、その日時に合わせて日本のクリニックを予約しましょう。
自由診療(全額自己負担)の確認
他院の抜糸は保険適用外の「自由診療」となります。費用はクリニックによって異なりますが、数千円〜数万円程度かかるのが一般的です。事前に料金設定を確認しておきましょう。
3. 他院抜糸(渡韓整形)の費用目安
日本で抜糸を行う場合、基本的には「自由診療(全額自己負担)」となります。部位や手術の複雑さによって費用が異なります。
| 処置内容 | 費用目安(税込) |
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通常の部位(1箇所)まぶた・鼻・体など |
10,000円〜 |
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複雑な部位(1箇所)フェイスリフト・口腔内など |
20,000円〜 |
| 二重埋没・切開二重術 | 30,000円〜 |
※別途、初診料(3,300円程度)
※局所麻酔が必要な場合や、特殊な処置が必要な場合は別途費用が発生することがあります。
※保険診療で縫合を行い、やむを得ない理由で他院抜糸を行う場合は保険適応になるケースもありますが、美容整形は原則自由診療です。
4. 抜糸に関するよくある質問(Q&A)
Q. 手術を受けた韓国のクリニックの資料がなくても抜糸できますか?
A. 基本的には可能です。
ただし、どのような糸が何本使われているかの情報(術式)があると、より安全・確実に処置が行えます。可能であれば、簡単なメモや写真、英文の紹介状などをご持参いただくことをおすすめします。
Q. 抜糸はいつ行うのが最適ですか?
A. 一般的には術後7〜14日が目安です。
ただし、部位や傷口の治り具合によって最適なタイミングは異なります。自己判断せず、必ず韓国の執刀医に指示された日数を守り、日本の医師にもその旨を伝えてください。どうしてもわからなければ、手術内容と部位から当院医師が適切と思われるタイミングをお伝えします。
Q. 抜糸に痛みはありますか?
A. ほとんどの場合、強い痛みはありません。
しかし、糸が深く埋まっている場合や、目頭・目尻・鼻の内側などは痛みを感じやすい部位です。痛みが不安な場合は、表面麻酔などを使用できるクリニックもありますので、事前に相談してみましょう。
Q. どのような部位でも抜糸してもらえますか?
A. 多くの部位で可能ですが、注意が必要なケースもあります。
特に医療用ホチキス(ステープラー)は専用の器具が必要なため、対応していないクリニックもあります。事前に必ず確認しましょう。
5. 日本で安心できるクリニックを選ぶポイント
受け入れ先を探す際は、以下のポイントを参考にしてください。
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「他院修正・アフターケア歓迎」のクリニックを探す 近年、渡韓整形の増加に伴い、アフターケアを専門に受け入れるクリニックも増えています。
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形成外科専門医のいるクリニックを選ぶ 縫合や抜糸の技術に精通した形成外科専門医であれば、より細やかな対応が期待できます。
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事前に電話で詳細を伝える 「いつ、韓国で、どのような手術を受け、何日目の抜糸を希望か」を伝え、受け入れ可否を確認しましょう。
まとめ:安全なダウンタイムのために
渡韓整形後の抜糸は、単なる「糸抜き」ではなく、術後の経過を守る大切なプロセスです。傷の専門家である形成外科医であればなおさら抜糸のタイミングに気を遣い、さらに抜糸という施術にも配慮をします。そのため形成外科医が在籍し、他院の症例にも柔軟に対応できるクリニックを選ぶことが、美しい仕上がりへの近道です。
当院では、韓国を含む他院で手術を受けられた方の抜糸やアフターケアを承っております。「抜糸だけお願いしたいけれど、どこに行けばいいかわからない」という方も、まずはお気軽にご相談ください。
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五良会クリニック白金高輪 形成外科
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