脇汗・ニオイにお悩みの方へ 保険適用のボトックス!
- 2023年7月4日
- 美容皮膚科
梅雨も明け、汗ばむシーズンになりました。
この時期になると通勤、通学で汗をかき、脇汗・ニオイが気になる方もいらっしゃるかと思います。
当院にも、脇汗でお悩みの方が多く来院されます。
そこで、脇汗を抑えるおススメの治療、「ボトックス」をご紹介します!!
「ボトックス」は脇に投与することで、脇汗を止める(減少させる)効果が発現し、ニオイも抑えることができます。
知らない方も多いですが、ボトックス注射による多汗症の治療は保険適用が認められています。
(3割負担の方で両脇約21,000円)
◆ボトックスとは?◆
ボトックス注射とは、ボツリヌス菌と呼ばれる細菌が作り出す、A型ボツリヌストキシンという毒素を医療に応用した薬剤です。
ボトックスを投与すると、主成分であるボツリヌストキシンの作用によって神経伝達を抑制する効果を発揮するため、わきの下に注入することで、汗腺の活動を抑制し、汗の分泌を抑えることができます。
汗の分泌が減ることで、ニオイも軽減することができます。
汗腺を取り除くわけではないので、効果は永続的なものではありませんが、約半年くらいの間は汗の量を抑えることが可能です。
◆保険適用となる条件◆
ボトックスを多汗症に使用する際に保険適用となるのは、「重度の原発性腋窩多汗症」のみです。
「局所的に過剰な発汗が、明らかな原因のないまま6ヶ月以上続き、以下の6項目のうち2項目以上にあてはまる症例」の場合、「原発性局所多汗症」と診断することができます。
☑ 左右対称性に発汗を認める
☑ 睡眠中は発汗が止まっている
☑ 週1回以上の多汗のエピソード
☑ 家族歴がみられる
☑ それらにより日常生活に支障をきたしている
☑ 最初に症状が出たのが25歳以下
加えて、以下の項目の3、4に当てはまる症例のみが「重度の原発性腋窩多汗症」の診断を受けることができます。
1.発汗は全く気にならず、日常生活に支障がない
2.発汗は我慢できるが、日常生活に時々支障がある
3.発汗はほとんど我慢できず、日常生活に頻繁に支障がある
4.発汗は我慢できず、日常生活に常に支障がある
脇汗によってシャツやスーツまでもが汚れてしまったり、脇汗によって社会生活に支障が生じてしまう場合には、重度多汗症と診断された方のみ保険適用の対象となります。
判断がご自身で分からない場合も、お気軽にご相談下さいませ。
◆施術の流れ◆
診察 → 同意書 → 麻酔クリーム → 施術
という流れになります。施術時間は短いですが、始めての方は説明も含め、約45分ほどかかります。
ご予約がない場合、時間の都合で当日施術することが難しいこともございます。
あらかじめLINE(形成外科)、もしくはお電話にてご予約下さい( 03-6432-5656)
※ボトックスは形成外科よりご予約下さい。
注射の後は、普段通りの生活を送っていただけます。
3~7日ほど経つと効果が出てきて、汗の量が大幅に減ります。
◆Q&A◆
Q.痛みはありますか?
A.当院では極細の針を使用している点と、素早い施術で少ない痛みとなるよう工夫をしております。
また麻酔も使用しており、痛みはほとんどありません。
Q.どのくらい効果が持続しますか?
A.2,3日~7日程度で効果がでてきます。
効果の継続期間には個人差がありますが、4ヶ月から9ヶ月くらいです。
Q.ボトックス注射後、注意することは?
A.当日は飲酒、激しい運動、注射部位(わき)のマッサージを控え下さい。
Q.副作用はありますか?
A.副作用はまれとされています。
原発性腋窩多汗症患者を対象とした国内臨床試験において、総症例144例中発汗3例(2.08%)、四肢痛1例(0.69%)であったとされています。 すなわち、腋窩の汗は抑えられたのですが、首や背中の発汗が増えたという方は2.08%、腕の痛みを感じた方が0.69%いらっしゃったとのことです。
Q.何歳からボトックス注射はかのうですか?
A.15歳以上なら保険で注射可能です。
15歳以下の場合自費になりますが、注射可能な場合もあるのでご相談ください。
脇汗・ニオイでお悩みの方は、お気軽にご相談下さい。
——————————————————————————————
■五良会クリニック白金高輪
●1F 内科・小児科・内視鏡内科・消化器内科・代謝内科
TEL番号 03-6432-5353
FAX番号 03-6432-5352
●2F 美容皮膚科・美容外科・皮膚科・小児皮膚科・形成外科
TEL番号 03-6432-5656
FAX番号 03-6432-5657