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一般皮膚科

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アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎(Atopic Dermatitis)

【病因・病態生理】
アトピー性皮膚炎は、皮膚のバリア機能障害(filaggrin遺伝子変異など)免疫異常(Th2優位の免疫応答)、および神経過敏性(知覚神経の過敏)が関与する多因子性の慢性炎症性皮膚疾患です。
環境因子(ダニ、ハウスダスト、花粉、気温・湿度の変化)と、遺伝的素因(アトピー素因)が交差して発症リスクが高まります。

Atopic dermatitis (AD) is a chronic inflammatory skin disease caused by multiple interacting factors, including skin barrier dysfunction (e.g., filaggrin gene mutations), immune dysregulation (especially Th2-skewed immune response), and neurogenic hypersensitivity.
Environmental triggers (mites, house dust, pollen, temperature/humidity changes) and genetic predisposition (atopic diathesis) interact to increase disease susceptibility.

参考文献 / References:

  • Weidinger S, Novak N. Atopic dermatitis. Lancet. 2016;387(10023):1109-1122. doi:10.1016/S0140-6736(15)00149-X

  • Leung DYM, et al. New insights into atopic dermatitis. J Clin Invest. 2004;113(5):651-657.

【臨床症状 / Clinical Features】

主に目や耳のまわり、首、肘・膝の屈曲部に左右対称性に強いかゆみを伴う湿疹が繰り返し出現します。慢性化により苔癬化(lichenification)や色素沈着が起こることも多く、皮膚は乾燥しやすい状態になります。

Eczematous lesions typically appear symmetrically on areas such as around the eyes and ears, neck, flexural surfaces of elbows and knees, accompanied by intense pruritus (itching). Chronicity leads to lichenification and pigmentation changes, and the skin remains persistently dry.

参考文献 / Reference:

  • Wollenberg A, et al. Consensus-based European guidelines for treatment of atopic eczema (atopic dermatitis) in adults and children. J Eur Acad Dermatol Venereol. 2018;32(5):657-682.

【アレルゲンとの関係 / Relationship with Allergens】

アトピー性皮膚炎は、特定のアレルゲンの存在によって直接的に発症するわけではなく、体質的にバリア機能が弱い人に好発します。IgE抗体の増加食物アレルギー、喘息、アレルギー性鼻炎などの合併症があることが多いです。

AD is not directly triggered by allergens alone, but rather occurs in individuals with an inherently impaired skin barrier. It is often associated with elevated IgE levels, food allergies, asthma, and allergic rhinitis.

参考文献 / Reference:

【治療戦略 / Treatment Strategy】

  • スキンケア: バリア機能を補うために、保湿剤(ヘパリン類似物質、セラミド含有保湿)を十分に使用します。

  • 抗炎症療法: ステロイド外用薬、タクロリムス軟膏(プロトピック)などを用いて炎症を抑制します。

  • 抗ヒスタミン薬: 内服でかゆみを軽減します。

  • 環境整備と心理ケア: ダニ除去、空気清浄、ストレス管理などを併用します。

  • Skin care: Regular and liberal use of emollients (e.g., heparinoid, ceramide-containing creams) to restore barrier function.

  • Anti-inflammatory therapy: Topical corticosteroids and calcineurin inhibitors (e.g., tacrolimus ointment) to reduce inflammation.

  • Antihistamines: Oral antihistamines to relieve itching.

  • Environmental and psychological support: Allergen avoidance (e.g., dust mite control), air purification, and stress management.

参考ガイドライン / Guidelines:

  • 日本皮膚科学会「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2021」

  • Eichenfield LF, et al. Guidelines of care for the management of atopic dermatitis. J Am Acad Dermatol. 2014;71(1):116-132.

【季節と悪化因子 / Seasonal Considerations and Aggravating Factors】

秋~冬の乾燥した季節に悪化しやすく、保湿の徹底が予防・治療の鍵です。また、ストレスや睡眠不足、疲労も悪化因子であることが報告されています。

Dry seasons such as autumn and winter tend to exacerbate AD. Adequate moisturization is essential for both prevention and treatment. Stress, sleep deprivation, and fatigue are recognized aggravating factors.

参考文献 / Reference:

  • Kim JP, et al. The effects of environmental factors on atopic dermatitis in children and adolescents: a review. Ann Dermatol. 2020;32(6):429-437.

蕁麻疹

蕁麻疹 / Urticaria

蕁麻疹は、皮膚に一過性の浮腫性膨疹(wheal)が出現し、通常は数時間以内に自然に消退する皮膚疾患です。多くの場合、強い掻痒感を伴い、チクチクした痛みや灼熱感を訴えることもあります。血管透過性の亢進により真皮上層に液体が漏出することで膨疹が形成されます。

Urticaria is a transient skin condition characterized by edematous wheals that appear suddenly and typically resolve within a few hours. It often presents with intense pruritus and may be accompanied by stinging or burning sensations. Wheals are caused by increased vascular permeability leading to fluid leakage into the superficial dermis.


蕁麻疹の分類 / Classification of Urticaria

蕁麻疹は以下のように分類されます:

  • 急性蕁麻疹(Acute urticaria): 発症から6週間未満

  • 慢性蕁麻疹(Chronic urticaria): 6週間以上持続

    • 特発性慢性蕁麻疹(Chronic spontaneous urticaria: CSU)

    • 誘発性蕁麻疹(Inducible urticaria):物理的刺激(寒冷、温熱、圧迫、日光など)に反応して生じる

Urticaria is classified as follows:

  • Acute urticaria: Duration < 6 weeks

  • Chronic urticaria: Duration ≥ 6 weeks

    • Chronic spontaneous urticaria (CSU): Occurs without identifiable external triggers

    • Inducible urticaria: Triggered by physical stimuli such as cold, heat, pressure, or sunlight


病因と悪化因子 / Etiology and Exacerbating Factors

急性蕁麻疹の原因には、食物(甲殻類、ナッツ類、魚介など)、薬剤(NSAIDs、抗生物質など)、ウイルス感染症(特に小児)などが含まれます。慢性蕁麻疹は自己免疫機序の関与が示唆されており、約30-50%は自己抗体(IgG抗FcεRIαや抗IgE)によると考えられています。また、ストレス、不規則な生活、感染、温熱・寒冷なども悪化因子として知られています。

Common causes of acute urticaria include food allergens (e.g., shellfish, nuts), drugs (e.g., NSAIDs, antibiotics), and viral infections (especially in children). Chronic urticaria is often associated with autoimmune mechanisms; approximately 30–50% of cases are linked to autoantibodies such as anti-FcεRIα or anti-IgE antibodies. Stress, irregular lifestyle, infections, and physical stimuli can exacerbate symptoms.


治療方針 / Treatment Strategy

1. 原因の除去・回避 / Identification and Avoidance of Triggers

可能であれば、原因アレルゲンや悪化因子を特定し、回避することが基本です。詳細な問診と必要に応じて血液検査(IgE、抗体検査)、皮膚テストなどを行います。

When possible, identifying and avoiding causative allergens and exacerbating factors is essential. Detailed medical history, blood tests (e.g., IgE, autoantibodies), and skin tests may be performed to aid diagnosis.


2. 薬物治療 / Pharmacological Therapy

第一選択薬は第二世代抗ヒスタミン薬(non-sedating H1 antihistamines)です。効果が不十分な場合は用量を2〜4倍に増量することも推奨されています(EAACI/GA²LEN/EDF/WAOガイドライン 2021)。難治性の場合は、抗ロイコトリエン薬や、オマリズマブ(抗IgEモノクローナル抗体)、シクロスポリンAの使用も検討されます。

Second-generation non-sedating H1-antihistamines are the first-line treatment. If response is inadequate, dosage may be increased up to fourfold, as per the 2021 EAACI/GA²LEN/EDF/WAO guidelines. In refractory cases, leukotriene receptor antagonists, omalizumab (anti-IgE monoclonal antibody), or cyclosporine A may be considered.


参考文献 / References

  1. Zuberbier T, et al. "The EAACI/GA²LEN/EDF/WAO Guideline for the Definition, Classification, Diagnosis and Management of Urticaria." Allergy. 2018;73(7):1393-1414.
    [PMID: 29806100]
    https://doi.org/10.1111/all.13397

  2. Saini SS, et al. "Omalizumab for the Treatment of Chronic Idiopathic or Spontaneous Urticaria." N Engl J Med. 2015;373:1645–1655.
    [PMID: 26444729]
    https://doi.org/10.1056/NEJMoa1501481

  3. Maurer M, et al. "Chronic Urticaria: An Update on Etiology, Mechanisms and Treatment." J Allergy Clin Immunol. 2017;140(3):590-602.
    [PMID: 28863654]
    https://doi.org/10.1016/j.jaci.2017.02.027

かぶれ

皮膚に直接触れたものが原因となって起こる炎症や湿疹をかぶれ(接触性皮膚炎)と言います。
ご自身で原因がわかっているケースと、原因とは気がつかないまま使用し続けているケースがあります。
アレルギー性接触皮膚炎は、化粧品、毛染め料、香水、アクセサリーの金属、ゴム製品や皮革の加工に使われる化学物質、植物、果実、外用薬・消毒薬・点眼薬など、身のまわりにある無数のものが原因になりえます。

湿疹

皮膚科の診療でとても多く見られる症状です。かゆみや赤み、かさつきなどが生じます。ひどい場合は、水ぶくれなどができ、皮がむけることもあります。
原因としては、洗剤や石鹸、汗や髪の毛など様々な外的な刺激によるものが多いですが、自己免疫や食物アレルギー、ダニ、ハウスダスト、薬疹、ウイルスなどもあります。
湿疹・かぶれなどはかゆみを伴うことが多く、つい掻いてしまいがちです。しかし、掻くことで患部をかき壊してしまい化膿や悪化を招き、さらに患部が広がりかゆみがひどくなることも少なくありません。
治療はステロイド外用薬や保湿剤を使用します。かゆみがひどい場合は、抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬でかゆみを軽減します。湿疹が外的要因で生じる場合、その原因物質に触れないようにすることも大切です。

乾燥肌

皮脂欠乏性湿疹ともいわれ、皮膚表面の油分が減少することにより皮膚の水分が減少して、乾燥を生じてしまう状態です。かゆみを伴い、掻くと悪化して湿疹を生じてしまいます。
治療は保湿剤によりしっかり保湿を行いますが、悪化して湿疹を生じている場合はステロイド剤の外用や抗ヒスタミン剤の内服を行います。

やけど

部位や面積、深さにより重症度が変わります。湯たんぽによるやけどは低温ではありますが、接触時間が長いため深くなることがあります。
やけどの軽傷例では局所療法が主体です。受傷直後には流水などによる冷却(30~60分)が重要です。やけどの方は受付の際にお声がけください。広範囲重症例では救急対応可能な病院へご受診ください。

帯状疱疹

水痘(みずぼうそう)と同じウイルスによって発症する病気です。頭部から下肢までの間で体の左右どちらかの神経に沿って、痛みを伴う赤い斑点と水ぶくれが多数集まり帯状に出現します。上半身に現れることが多く、顔面、目の周囲にみられることもあります。ピリピリと刺すような痛みが生じ、夜も眠れないほど激しい場合もあります。
顔に生じた場合、目の障害や顔面神経麻痺、内耳障害によるめまい・耳鳴りなどが起こることがまれにあります。多くは、皮膚症状が治ると痛みも消失しますが、神経の損傷によってその後も痛みが続く「帯状疱疹後神経痛」という合併症が残ることがあります。
帯状疱疹は早く皮膚科を受診し、早期に治療することが非常に大切です。早期治療により、帯状疱疹後疼痛の発症を低減することが期待できます。

円形脱毛症

幅広い年齢層に発症します。遺伝や自己免疫、精神的ストレスによるものが原因と推測されています。
円形脱毛症に対してはいくつかの治療があります。
保険治療としては、ステロイド外用やステロイドの局所注射、グリチロン、セファランチンなどの内服、エキシマランプ(VTRAC)です。

ニキビ

思春期ニキビは、小学校の高学年から中学生にかけてでき始め、高校生のころに悪化しやすく、その後次第に軽快してきます。
小学校のころは、額が中心で、次第に頬にできるようになり、その後あごやくび、胸や背中にも広がります。
子供だから代謝も良いので大丈夫、と思いがちですが、早めに治療しないと、ニキビ痕がひどくなることがあります。
ニキビは、尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)という毛穴の病気です。
皮膚科でしか処方できないニキビ薬があるので、でき始めたら早めにご相談ください。

ニキビの治療は

①毛穴の詰まりを取り除く

②炎症を取り除く

③色素沈着を改善する!

ことが大切で、治療しないとニキビの炎症が繰り返し起こり、炎症が治まったころには凹凸のあるニキビ跡になってしまいます。

ニキビのお薬

ニキビには塗り薬が効果的です。

<初期段階>

白ニキビ:アダパレン・ディフェリン

アダパレン・ディフェリン

毛穴の詰まりを改善させ、炎症を抑制。刺激も少なく、ニキビができにくい肌へ。

<中期~>

黒ニキビ:過酸化ベンゾイル・べビオ

過酸化ベンゾイル・べビオ

毛穴の詰まりをなくし、炎症を抑制。抗菌作用も。ニキビを根本的に治療。古い角質をはがれやすくするピーリング作用のある薬剤です。

赤ニキビ:エピデュオゲル

エピデュオゲル

過酸化ベンゾイルとアダパレンが混ざったお薬。2剤合わさっている分、強い効果を発揮しますが、その分、副作用も出やすくなります。難治性のニキビに適応。妊娠中は不可。

赤ニキビ:デュアック

デュアック

過酸化ベンゾイルと抗生物質のクリンダマイシンが混ざったお薬。

強力な殺菌効果を発揮するが、耐性菌を生じる可能性があり、漫然と使用することは避けたほうがよいです。


化膿ニキビ:ゼビアックスローション

ゼビアックスローション

抗菌・抗生物質が入った塗り薬。赤ニキビの炎症を取り除きます。他のお薬と併用して使います。

 

にきびの詳細画像

 

その他、処方薬だけでなく、プラスα工夫もしてみましょう!

①まずは食生活・生活習慣を整える

 菌活・腸活、規則正しい生活を心掛けてください。

まずは食生活・生活習慣を整える

食事、睡眠を改善するだけで、改善がみられることが多いです。

出来ることから、取り入れてみましょう。


②整髪料は肌にかからないように!!毛穴詰まりの原因に!!

整髪料は肌にかからないように!!毛穴詰まりの原因に!!


ニキビの原因となることを避けましょう。

毎日使う整髪料は、顔にかかることで毛穴が詰まりやすくなります。

せっかく綺麗に洗顔しても、顔に整髪料がかかるとニキビが出来やすくなるので、かからないよう気を付けてみてください。

③ニキビ肌用スキンケア。ニキビになりづらくし、色素沈着の改善も!

ロートAZAクリア


スキンケアに「ロートAZAクリア」を取り入れてみることもお勧めします。

刺激もなく、ニキビ痕の色素沈着の改善にもおススメです。

クリニックで販売していますので、お声がけください。

炎症がひどくなる前に、是非ご相談ください。

多汗症

ラピフォートワイプとは?

ラピフォートワイプ2.5%は、原発性腋窩多汗症に対する1回使い切りのワイプ(拭き取りタイプ)の外用剤です。

2018年10月、米国で原発性腋窩多汗症の治療薬としてより販売されています。

ラピフォートワイプ2.5%はエクロックゲル5%と同様に保険処方ができる脇汗治療の外用薬として2022年1月に厚生労働省より承認されました。

原発性腋窩多汗症の方へ、保険適用で処方が可能です。(3割負担の方で1ヶ月約860円)

1日1回、ワイプ1枚(1包)を用いて両脇の下に塗布することで、ラピフォート2.5%の有効成分であるグリコピロニウムトシル酸塩水和物が、多汗症の原因となるエクリン汗腺の発汗を誘発するアセチルコリンの働きを阻害し多汗症を抑制します。

ラピフォートワイプ

有効成分であるグリコピロニウムトシル酸塩水和物が、神経からの汗をだす指令をブロックすることで
過剰な脇汗を抑えます。

原発性腋窩多汗症の発汗イメージ
ラピフォートワイプ使用後のイメージ



汗が抑えられることで、においの軽減にも期待できます。

原発性腋窩多汗症とは?

明らかな原因がないにもかかわらず、日常生活で困るほど過剰に脇汗がでる病気です。
多汗症には「全身性多汗症」と「局所多汗症」があり、さらに他の疾患に伴って起きる「続発性」と原因不明な「原発性」に分けられます。
原発性腋窩多汗症は、緊張や自律神経の乱れといった精神的な要因や気候による暑さや室温などの温度条件に関わらず、腋窩(脇の下)から多量の汗が分泌され「日常生活に支障をきたすほど」の症状をいいます。
(日常生活に支障をきたすほどとは、衣服の選択が制限されたり、衣服交換が頻繁に必要であったり、シャワーも頻繁に浴びる必要があるような状態を指します)

多汗によってこんな悩みがある方はご相談ください

多汗によってこんな悩みがある方はご相談ください

※下記にあてはまる方は、使用前に医師・薬剤師へ伝えてください。

● 緑内障   ● 前立腺肥大症   ● お薬を使用してアレルギー症状がでたことがある  
● 脇に傷口や湿疹・皮膚炎などがある ● 妊婦または妊娠している可能性がある  ● 授乳中

ラピフォートワイプの効果

原発性腋窩多汗症患者497名を対象とした国内試験。

■HDSSが2段階改善かつ両腋窩の発汗重量が半分以下に改善した割合、41.1%が改善。(対照群16.4%)

ラピフォートワイプの効果



■HDSSが2段階以上改善した患者の割合、44.0%が改善。

ラピフォートワイプの効果2

毎日の使用によって徐々に効果が感じられます。効果を実感するためには、継続使用が大切です。

ラピフォートワイプ使用による脇汗量の推移イメージ

以下の症状があらわれたら、お薬の使用を中止し、すぐ医師または薬剤師へご相談ください

●口の渇き
●皮膚のかぶれ
●光をまぶしく感じる、目がかすむ
●尿が出にくい、尿の勢いが弱い、尿が近い
●体温調節の異常
●運動時や高温多湿の場所で、汗がでない、体温が異常に上がる
●熱中症を疑う症状(めまい、筋肉の痛み、手足がつる、頭痛、嘔吐、体がだるい、体に力が入らな い、集中できない、けいれん、意識の低下など)

アレルギー検査

院内迅速アレルギー検査(イムノキャップラピッド)

アレルギー検査(イムノキャップラピッド)はじめました。これまでも採血検査を伴う通常のアレルギー検査はやってましたが、小さなお子様でも何とかできる検査をと思い、新しい検査を導入しました。

検査の特徴
こんな検査です
ハウスダスト
検査の流れ

①指先から採血を行います。注射器は用いないので小さなお子様にも適してます。保険適応ですので、こども医療費助成も使用できます。3割負担だと3000円ほどの検査費用です。
②検査当日に結果が分かります。指先からの採血により20分で結果がわかるアレルギー検査です。
③一緒に結果を確認し、治療方針を決定します。

④-(1)スギ花粉症が判明した場合には、シダキュアによる舌下免疫療法が推奨されます。(5歳以上。また1~4月のスギ花粉が飛散している時期には新規開始はできません。5月以降のスギ飛散がなくなってから新規開始できます。)
<禁忌>
本剤の投与によりショックを起こしたことのある患者
重症の気管支喘息患者〔本剤の投与により喘息発作を誘発するおそれがある。〕

検査の流れ2

④-(2)ダニによるアレルギー性鼻炎と判明した場合には、減感作療法としてミティキュア舌下免疫療法が推奨されます。(5歳以上)
<禁忌>
本剤の投与によりショックを起こしたことのある患者
重症の気管支喘息患者〔本剤の投与により喘息発作を誘発するおそれがある。〕

スケジュール

ダニやネコ・イヌなどのアレルゲンに対する一般的な対応

ハウスダスト系:ダニ・ネコ・イヌ

より多く、より正確な定量検査をご希望であれば採血が必要となりますが、View39という39種類ものアレルゲンを確認するアレルギー検査も当院では積極的に行っております。保険適応ですので、こども医療費助成も使用できます。3割負担だと5,000円ほどの検査費用となります。

View39

くわしくは医師・スタッフまでおたずねください。

水虫

水虫は、白癬菌(はくせんきん)というカビの一種が足の皮膚に入り込んで発症する病気です。白癬菌が増殖しやすい夏に症状の悪化がみられます。足白癬は趾間(しかん:指の間)型、小水疱(しょうすいほう:水ぶくれ)型、角質増殖型のタイプに分類されます。趾間型は、足指の間の皮膚がふやけたように白く濁り、じくじく、かさかさ、赤み、水ぶくれなどが生じます。小水疱型は、土踏まずや足指に水ぶくれや細かい皮むけが生じます。角質増殖型は、踵(かかと)を中心に足裏の皮膚が厚くなり、ひび割れたり、粉をふいたりした状態になります。冬に乾燥やひび割れを起こしやすくなります。これらのタイプが混在することもありますし、かゆみがないこともあります。治療は病態に応じて塗り薬や内服薬を使用します。

イボ

いぼは皮膚から盛り上がっている小さなできもので、ヒトパピローマウイルスの感染によって発症します。ウイルス性疣贅(ゆうぜい)と呼ばれています。いぼのウイルスは傷などから皮膚に入り、皮膚の深層の細胞に感染して、周囲の正常細胞を押しのけて増殖し続けます。痛みやかゆみは伴いませんが、放置するとさらに増えたり、人にうつしたりすることがあります。小児からご年配の方まで男女を問わずみられます。
いぼができ、掻いて治そうとするとかえってウイルスを拡散してしまう可能性があります。いぼを見つけたときは、数が少ないうちにご相談ください。いぼの治療は、炭酸ガスレーザー治療や液体窒素による冷凍凝固療法などがありますが、塗り薬、貼り薬、漢方を併用するなどご本人に適しているものを選んで行います。

とびひ

初夏から夏にかけて乳幼児や学童によくみられる病気です。皮膚表面に細菌が感染し、水疱や発赤、びらんなどができます。かゆみが強く、掻きむしった手を介して、水ぶくれやかさぶたがあっという間に全身へ広がります。この広がり方から「飛び火」と呼ばれています。
細菌は健康な皮膚には感染しませんが、傷ができたり、アトピー性皮膚炎があったりすると、皮膚の抵抗力が弱くなり感染してしまいます。治療は抗生剤を内服し、患部を清潔にして抗生剤入り軟膏を塗布します。適切な治療により、一週間程度で治っていく病気です。生活上では、患部をしっかりシャワーで洗い流すなど清潔を保ち、他の部位に広げたり、他人にうつしてしまったりしないようにしてください。

しもやけ

寒冷刺激を繰り返し受けることで生じる症状です。足指・手指・耳・頬などに症状が出ることが多いです。血液の循環障害が起こることで、皮膚に赤み・腫れなどの炎症反応が生じ、痛みや痒みを伴います。
炎症を抑える塗り薬(ステロイド)や、血流改善を目的とした塗り薬・内服薬(ユベラ®️など)を用いて治療します。

ウオノメ・タコ

足の皮膚の一部分に慢性的な圧迫などの刺激が加わり発症します。たこは皮膚の表面の角質が部分的に厚くなるもので多くは痛みはありませんが、痛みや赤みを伴う場合は、細菌感染を起こしている可能性がありますので、早めに皮膚科を受診して下さい。うおのめは厚くなった部分にさらに刺激を受けて硬く、芯を持つようになってきます。歩く度に刺激され痛みが生じます。治療はメスなどで削る角質除去法があります。
また、足の裏によくできるのが足底疣贅(そくていゆうぜい)といういぼの一種です。うおのめと似ていますが、これはイボウイルス性の腫瘍で知らずに削ってしまうと、かえって患部を広げてしまうことがありますので注意が必要です。鑑別をきちんとつけるためにも、皮膚科の受診をお勧めします。

粉瘤(Atheroma (Epidermoid Cyst))

粉瘤(表皮嚢腫、アテローム)(Atheroma (Epidermoid Cyst))は、皮膚の良性腫瘍であり、皮膚の下に形成される袋状の構造(嚢腫)内に角質や皮脂が蓄積することで発生します。この嚢腫は、主に毛包漏斗部(毛包の上部)から生じ、皮膚の外層である表皮細胞が真皮内に取り込まれることで形成されます。

病因と発生機序(Pathogenesis)

粉瘤の形成には以下の要因が関与しています:

  • 毛包の閉塞:​毛包の開口部が塞がれることで、表皮細胞が内向きに増殖し、嚢腫が形成されます。

  • 外傷や手術による皮膚の損傷:​外傷や手術によって表皮細胞が真皮内に埋め込まれると、粉瘤が発生することがあります。

  • ヒトパピローマウイルス(HPV)感染や紫外線曝露:​特に手掌や足底の粉瘤に関連して、HPV感染や紫外線曝露が関与している可能性が示唆されています。

病理組織学的特徴(Histopathological Features)

粉瘤は、顆粒層を持つ重層扁平上皮で裏打ちされた嚢腫壁を特徴とし、内部には層状の角質が充填されています。

臨床的特徴(Clinical Features)

粉瘤は、以下の特徴を持つことが一般的です:

  • 部位:​顔、頸部、背中、耳の後ろなど、皮脂腺が豊富な部位に好発します。

  • 成長速度:​通常、ゆっくりと成長し、無痛性のしこりとして認識されます。

  • 炎症:​嚢腫が破裂すると、内部の角質が真皮内に漏れ出し、炎症反応を引き起こすことがあります。

診断(Diagnosis)

診断は主に臨床的所見に基づきますが、確定診断のためには病理組織学的検査が有用です。

治療(Treatment)

粉瘤の根治的治療は、嚢腫壁を完全に摘出する外科的切除です。炎症がない状態での手術が最適とされ、炎症がある場合はまず切開・排膿を行い、炎症が落ち着いてから摘出手術を行うことが推奨されます。

予後(Prognosis)

粉瘤は一般的に良性であり、完全に摘出されれば再発のリスクは低いですが、嚢腫壁が残存すると再発の可能性があります。以上が、粉瘤に関する詳細な解説となります。ご不明な点や追加のご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

◆ 炎症性粉瘤のケースも対応可能です

腫れて熱感や痛みを伴っている場合、その場での切開・排膿(膿を出す処置)も可能です。
状態に応じて抗生物質の処方、後日改めての手術対応など、患者様の症状に合わせた最適な治療方針をご提案いたします。

当院での粉瘤治療の流れ|受付から術後フォローまで

【1】初診・受付(予約不要/当日対応可)

粉瘤と思われる皮膚のしこりについて、診察は一般皮膚科・形成外科で行います。医師が視診・触診を行い、炎症の有無や切除の適応を判断します。炎症がある場合は、まず抗生剤投与や切開・排膿を行い、落ち着いたタイミングで切除を行います。

【2】形成外科専門医による粉瘤切除術

形成外科専門医が担当し、美容的な観点も重視した手術を行います。局所麻酔下の日帰り手術が基本で、粉瘤の袋ごと丁寧に取り除く完全切除を行うことで再発を防ぎます。術式は患者様の部位・サイズ・希望により調整します。

【3】術後説明とフォローアップ

手術後は、創部のケア方法や処方薬の説明、必要に応じて抜糸日をお伝えします。抜糸は通常7〜10日後。傷跡が目立たないよう皮膚の張力線に沿った縫合法を選び、必要に応じて美容外科的なケアも追加可能です。


Professional and Aesthetic Cyst Removal

An atheroma (epidermoid cyst) is a benign skin tumor caused by the buildup of keratin and sebum under the skin. It typically appears as a round lump and may feature a central blackhead-like pore. When squeezed, it can emit a foul-smelling discharge.

【1】First Visit – No Appointment Needed

At our General Dermatology and Plastic Surgery departments, our doctors assess the cyst visually and physically. If inflamed, antibiotics or incision and drainage may be performed first. Definitive removal is scheduled once inflammation subsides.

【2】Surgical Removal by Board-Certified Plastic Surgeon

Our plastic surgeon performs a day surgery with local anesthesia, focusing on complete removal of the cyst wall to prevent recurrence. Surgical technique is adjusted based on location, size, and aesthetic preference. We aim for minimal scarring.

【3】Aftercare and Follow-Up

Post-operative instructions include wound care and medication. Stitches are usually removed 7–10 days later. We ensure the incision aligns with natural skin tension lines for a cosmetic finish, with additional aesthetic care if needed.